昨年のGWに続き、今年も鳴神山に登ってきました。天候にも恵まれ、よい登山でした。
写真は山頂から南方面、つまり富士山の方角です。秩父あたりまでは見えますが、富士山は見えませんでした。
前回と違うのは、ママチャリで登山道まで無限登りで体力を消耗したのとは違って、今回はロードバイクだったのでそこの体力消費は抑えられたのと、昨年は川内町側の駒形登山口から登ったのですが、今回は梅田町川の大滝登山口から登った、ということです。
登山口へ行く途中、道路落下物を後ろを走っていたハイエースがタイヤに巻き込み、危うく追突されかけた直後、後ろ脚を怪我して道のわきで暴れている鹿にぶつかりそうになり、もうこの二連続で心臓がバクバクいってました。ビビりなので。
鹿については、前を走っていた自転車のお兄さんがどこかに電話していたので、彼に任せました。こういう時はきっと警察に電話するのが良いのでしょうね。
大滝登山口からのルートは、石がだいぶ露出していました。物音がすると思ったら、今度はちゃんと四肢が動く鹿を崖上に発見!野生の鹿に遭遇できる素晴らしい自然です。
こんな感じで、至るところに石が積んであります。崩すとどこかから鬼が飛んできて金棒で殴られたりするんですかね。
大滝登山口から1時間程度で山頂に到着。やはりこの鳴神山の魅力は、1000メートルに満たないのに360度の素晴らしい展望にあると思います。写真は北側、足尾や皇海山、日光白根山が見えます。
頂上付近は山登り客で大混雑(といっても、延べ20名くらいか?)でした。話を盗み聞きすると、県内だけではなく多摩とか相模からも来ているようです。
椚田(くぬぎだ)峠で分岐。直進すると座間峠を経由して、残馬山・三境山・そして根本山へと縦走していくルートです。左折は川内町側の赤柴登山口。今回は梅田町側から登ったので、右に曲がります。
カッコソウです。サクラソウの仲間で、世界でここだけにしか咲いていない花だそうです。厳重にネットで覆われ、見張りっぽい有志のご老人たちが集っていました。
たしかに、これだけ数を減らしたのは、鹿にもぐもぐされたんでしょうね、という感じです。老人たちが顔見知りとたくさんお話をしているので、すぐさま辞去。どんどん下っていきます。
こちらの椚田峠~コツナギ橋登山口の方が、渓流風景が美しく、おすすめと言えます。
雷神岳神社 ご神水なるものを発見。山の湧き水です。
なっからウンメェ~!w(上州弁でどうぞ)
当然ですが、塩素の味がしません。程よく冷えていて、大変美味でした。
そのすぐ近くには、わさび田の生き残りがこれまたネットをかけられて、細々と生き延びていました。戦前は商品作物として栽培していたようです。
たしかに水はきれいですが、人がいなくなったことと、何より地盤が微妙なのがネックでしょうか。
下りは一時間かからずにコツナギ橋登山口に到着。ここからは舗装路をひたすら下って大滝登山口に戻ります。
その途中で見つけた、まさしく「ポツンと一軒家」。当然携帯回線はdocomoですら圏外です(山頂付近だけ3Gが使えます)。電話は通じてるでしょうが、光回線はないんでしょうね。水道は上下水ともになし、ガスは当然プロパンです。
こういうところで余生を送るのに興味がありますが、こういうのってかなりコストが高くつきそうです。
ということで大滝登山口に戻ってきて、ロードバイクで帰路に就きました。
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