長野市と黒部立山アルペンルートに行ったよ

2023-08-23

旅行

2023/8/21(月)と22(火)に、長野県と富山県に1泊2日旅行に行ってきました。

1日目は先日の長野市旅行同様、両毛線で高崎駅まで。ここから北陸新幹線に乗り、長野駅まで。先日の旅行の時にTくんから「自由席も空いていた」と聞いていたので、ネットで自由席券を買ったら、何ということでしょう、ほぼ満席ではありませんか!私自身は何とか通路側に座れましたが、立ち客もチラホラ。高崎の次の軽井沢で大量に降りました。とはいえ、はくたかで44分で着いてしまうとなると、長野高崎間なんて普通の通勤ですなこりゃ。

まずは駅で駅そばを食べ(さすがにうまい)、長野電鉄で善光寺下駅に。地方私鉄なのに地下駅で、駅の外壁はモルタルむき出しで全然補修されていない感とか、もう東京では見ることのできない東急8500系の再就職する勇姿とかが見られて大変良かったです。

特急が走るのに地元のつぶれそうなローカル私鉄より本数が少ないのはどうして?答えは市内はバスがじゃんじゃか走っているからです。

旧東急8500系
旧東急8500系

善光寺下駅から歩いて一日目目的地の長野県立美術館へ。お目当ては東山魁夷作品です。悲しいかな、美的感覚が典型的な日本人なので、昔から東山魁夷ファンです。美術の資料集で代表作品として取り上げられることの多い「緑響く」が見られて感無量です。描くことは祈りであり、白い馬も東山魁夷の祈りなんでしょうね。ありがたやありがたや。

お次は少し歩いたところにある城山動物園。こちらで酷暑の中、無料でアシカやペンギンやヤクシカを見てきました。アシカもペンギンも水がぬるそうでした。また、ヤクシカも鳥たちもニホンザルも日陰で大人しくしていました。破滅的な酷暑の中「暑い暑い」と言いながら日差しの中を歩き回ったり、あるいは白球を追いかけたりなどするのはニンゲンだけです。

城山公園のペンギン
城山公園のペンギン

城山公園のヤクシカ
城山公園のヤクシカ

長野大通りまで降りてきてバスに乗ろうと思ったら、ちょうど時間で「あれ、行っちゃったかな?」と思い歩き始めたらバスに抜かれました。そして直後に土砂降り。モンベルのストームクルーザーを持っていて助かりました。

長野駅まで戻るも、T先輩との待ち合わせは19時。4時間近く時間が余ったので長野駅駅ビルを冷やかし、サイゼで時間を潰しながら読書して、それでもまだ時間が余ったので無意味にアニメイトに行ったり、長野東急の書店、平安堂に行ったりして時間を潰します。

結局T先輩は19時半に到着。長野駅ビルで夕食を食べ、大町まで車を飛ばします。旅館に着いたのは22時。大浴場に入り、就寝です。なお、先輩のいびきに何度か起こされました。


翌朝、7時に出る予定が普通に先輩が寝坊して8時出立。扇沢駅からトロリーバス改め関電の電気バスに乗り、黒部ダムに。

扇沢駅のくろにょん
扇沢駅のくろにょん


黒部ダム!
黒部ダム!

初めて見る黒部ダムは非常に巨大でした。また、途中関電トンネル内にあった破砕帯から今も湧き出る水が無料でいくらでも汲め、「うめえうめえ!」と言いながら空きボトルに入れて飲んでいました。

関電トンネルに通じる扉から常に冷気が出ていました。あとで関電職員の方にお話しいただいたのですが、これは1年中気温が変わらないので、冬は逆にあたたかなのだそうです。これ、井戸水と同じですね。

それより特別展示で、建設当時の時代背景も踏まえた映像や史料がとても心に刺さるものでした。経営者の仕事は決断することなんですねぇ~。そして、破砕帯という最大のピンチにどうするか、というのも当時の太田垣関電社長のリーダーシップに労働者一同も奮起、というのがいいですね。それにしても、不眠不休で云々とか常時4度の水が出まくるとか雪の上をブルドーザーで爆走とか、人命安すぎだし上から下までドドドブラック労働ですね。物質的に豊かになり過ぎた2020年代の私たちには絶対に無理でしょうし、世間がそれを許さないでしょう(世間とは?)。

で、このあとダムカレーを食べ、関西電力の黒部ダム内見学会に参加です。なんと、倍率20倍だったとのことで、非常に強運でした。

内部の様子については保安上の観点から、口外することは禁止なので、「エレベータやら通路やら色々上り下りして楽しかった」とだけ。また、CTスキャンで発狂しかける程度の閉所恐怖症気味の私ですが、そこは特に問題ありませんでした。ただ、あそこで働くのは厳しそうです。関電の管理事務所の皆様に感謝(東電管区だけどな)。

なかなかできない貴重な体験をして、黒部ダムを後にします。

ダムの堰堤を渡って黒部湖駅からケーブルカーに乗車。黒部平駅で待ち時間15分でブラックソフト600円を高速食い、ロープウェイに乗ります。待合の時に見ている限りでは、思った以上に揺れてヒヤヒヤでしたが、実際に乗ってみるとまるで鳥になったように気分爽快。下の枯れた沢を見下ろして、T先輩に「あそこ歩けそうですね。もしかしたら人がいるかも」と言ったら「雪が解けたら人体が転がってるかもね」というブラックジョークを返されました。

大観峰に着き、そこから日本唯一となったトロリーバスに乗車し、室堂に。ちなみにこの記事を書くために検索したところ、立山トンネルを通るこのトロリーバスも2025年をめどに廃止され電気バスに転換されるようです。残っているうちに乗れてよかったです。

室堂平はみくりが池、地獄谷展望台を巡ります。みくりが池温泉というのがどうやら日本一高いところにある温泉らしく、一度は行ってみたいところです。

室堂平の展望
室堂平の展望

T先輩が「やはり下界より空の青さがより青い」と言っていました。普段管制官として空をよく見ている先輩ならではの観点でした。こちとらここ5年間、毎日1日13時間以上画面ばかり見ている人生ですから。

ぐるっと1時間ほど歩き回って、豚まんを食ってお土産を買って、トロリーバス・ロープウェイ・ケーブルカー・電気バスで扇沢駅に戻ってきました。この時点で17時。ここでお土産買い増しをして、一路グンマーに。

黒部ダム駅のくろにょん
黒部ダム駅のくろにょん

途中旧丸子町のスーパーマーケットで安売りの総菜を漁り夕食にして、グンマー宅に着いたのは22時過ぎでした。終日運転してくださったT先輩には感謝です。

長野は食い物が非常にいいですね。隣県だから舌が合うのは当たり前なんですけど、やはり海より山の方が安心します。

とはいえ、帰り道で上信越道を抜け、関越から高崎JCTを通って北関東道に入った時に一面に広がるグンマーの夜景を見て「関東平野最高!やっぱり日本一の平野がナンバーワンってはっきり分かんだね!」と車内で絶叫したのも本当です。

自己紹介

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sakurabar(さくらば)。1993年生まれ。修士(教育学)→中小企業でパソコンをいじる日々。ねこがすき。 お問い合わせはsakurabar0701あっとまあくgmail.comまで。 Twitter(@sakurabarss)のDMでも同じアドレスに通知が行きます。

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