掲題の通り、令和5年秋応用情報技術者試験に合格しました。
応用情報技術者試験の概要、および1回目と2回目の受験については、過去記事の「令和5年春応用情報技術者試験を受験しました(そして多分落ちた)」をご覧ください。
本記事は、
- 勉強方法
- 率直な気持ち
- 昔語り
の3本立てでお送りします。
勉強方法
午前→結局過去問ぐるぐる回す、くらいしか効果的な方策がないのではないか?と思います。過去問は直前2回をスキップして、そこから過去6年12回分をひたすらやりまくる、というのが良いのではないでしょうか。
午後→運ゲー要素が結構強いです。今回は
- 情報セキュリティ(必答)
- 経営戦略
- システムアーキテクチャ
- サービスマネジメント
- システム監査
を選びましたが、どうやらシステム監査が難化していたようです。一方、いつもは時間オーバーしやすく癖があるため、選ばれにくいデータベースが超簡単だったらしく、小問ごとの難易度差が著しいです。
教材→午前は『応用情報技術者 合格教本』(技術評論社)、午後は『午後問題の重点対策(通称・緑本)』(ITEC)の2冊。及び、毎度おなじみ『応用情報技術者ドットコム』でお勉強です。今回は午前の問題を詰め込むために、ラフェティチャンネルなるYouTubeチャンネルを活用しました。これで高速に2周回しました。
学習時間→60~70時間程度。お盆あたりから動き始めて間に合いました。もっとも、これは前回の記憶が半年前ということもあって残っていたこともあるでしょう。また、仕事で情報セキュリティやネットワークやプログラミングやヘルプデスクをやっているので、実務が学習時間になった側面もあります。
当日のコツ→文系は午前問題を後ろからやりましょう。一番最初からやると分からない問題ばかりで焦ります。午後はセキュリティを終わらせて、その後問題選択に10分くらい使ってもいいくらいです。問題選択がこの試験のかなり重要なカギですから、午後は情報セキュリティを除いて予備を2分野(つまり6分野)勉強しておくのをおすすめします。それ以上やるのは意味ないです。
率直な気持ち
嬉しいというよりは、ほっとした、というのが正直なところです。
先の記事でも触れた通り、2019年秋に受験して不合格。2020年春に受けようかと思っていたところ、その後自分も世の中も勉強どころではなくなってしまい、ようやくほとぼりが冷めたのが2023年でした。
世の中のIT企業はIPAの資格を持っていると奨励金がもらえたり、あるいは何かしらのメリットがあったりするのですが、弊社は一切ありません。零細SIerもどきだからしかたないですね。
次はネスペ(ネットワークスペシャリスト、レベル4)でも受けますかね。
昔語り
おまけです。
かつて2chというのがあったころ、そう2010年代前半の話ですが、当時高校生だった私はとあるスレッドで日本全国の同級生と交流していました。生まれて初めてのオフ会を東京でやったり、今は亡きリナカフェやらアキバのサイゼやらで会ったり、国立大学入試でその集まりのうち数人が某大学を受験して、結局全員不合格で他の大学に行くというオチ付きであって、面白かったです。
ただ、それが2chからTwitterに移り、よく絡む人の中で攻撃的な人物がいました。結果的に彼は同業のプログラマとして、弊社のクライアントとなる企業に入るのですが、学歴コンプレックスが強く、東大に院ロンダして就職後も学歴マウントを取ってくるような小人物でした。教育ママに育てられた人間の末路であり、彼もそういう意味では被害者なのでしょう。
大学院生の時、彼に学歴をバカにされ(早慶未満は人間じゃないみたいな扱いでした)、「(なんで俺たちの集まりに来るんだよ)」的な扱いを受け、そこで目が覚めて「ああ、もう夢も終わりなのだ」と彼が主導する集まりからフェードアウトしました。
ちなみにその彼が新卒で入った会社が、株価逆テンバガーしてしまい、彼の上司である人物も退職しておそらくチームが解散になってしまったのは、何とも言えないものがあります。
高校生から2chに集うような輩が集まっていましたから、彼らのうち半分以上がIT系の仕事に就きました。大学教員だったり、公務員だったり、SIerの頂点にいる会社に数名行ったりと様々です。
なので、大学後半~就職したてのころ(ここまでは、まだ数名と絡みがありました)は、IPAの資格熱が皆高く、2018~19年の時点で(24~25歳)「APは当たり前、DBとって次はNWか」とかそんな感じが普通に行われていました。その中で当時基本情報しかなく、どちらかというとRailsとかPythonとかAWSのスキル習得でいっぱいいっぱいだった自分は、蚊帳の外でした。
その頃の彼らに、ようやく追いつけたという気持ちがある一方、2020年からのあれやこれやで私は多くの友人知人を、身から出た錆で失ってしまったため、もう彼らと会うことはおろか、連絡することもないのだろう、と思いしみじみとしています。これもまた人生ですね。
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