山裾の地方都市在住だとこういうこともできるんだよという話です。
先々週あたり、唐突に身内から「14日○○行くぞ」と言われました。今回泊まった山奥の宿です。自宅からは車で山道を大体1時間程度。「あのーっ、その日、ぼく、仕事なんですが・・・」「何とかしろ。17時には家を出るから」「えぇ……」ということで山奥行きが確定しました。
何とか17時前に仕事を片付け(たことにして)、身内の車で山中に向かいます。
今年は乗り物に全然乗っていないので、もともとひどい山道の車酔いが余計ひどいんだろうな、という予測が当たり、車の行程の後半はフラッフラでした。
↑浴衣と半纏のわたし。チェックインの時に「特大サイズでいいですね」と言われ、それがぴったりでした。
さっそく風呂に入りました。温泉ではありませんでしたが、内風呂の他に露天風呂があり、完全に貸し切り状態でした。なんと、サウナもあり(4人がけの小さいものでしたが)、水風呂でキマった後に外気浴です。自分以外何の音も聞こえない自然の中での外気浴という、最高の贅沢でした。
夕食は地元牛のすき焼きと刺身盛りと釜飯とその他焼き物やら茶わん蒸しやらこんにゃくの酢の物やらで、やや多めでした。地元の酒を傾けながら舌鼓を打ちました。大根のしょうゆ漬けがシャキシャキしてて、やばい粉でも使ってるのか?ってくらい美味でした。写真はありません。
就寝時は身内の鼾が酷くて全く安眠できませんでした。5時半過ぎに身内は朝風呂に消えていきました。私は二度寝もできずに悶々としていました。
で、朝食バイキング。朝食を食べる習慣がなく、8時過ぎにプロテインとチーズひとかけみたいな生活なので、無理やりご飯味噌汁ヨーグルトそのほかを押し込みました。夜に出た大根のしょうゆ漬けがまた出て、あまりの旨さにそればかり食べていました。
そういえば食事はレストランに集められて食うスタイルだったんですが、私が唯一の若者(50歳未満)という感じでした。残りは老人会と定年済みの老兵たちという見た目。
帰宅前に車に霜が降っていたので、車が温まるまで一人で湖畔を散歩しました。
で、帰り道は下り坂。ほぼ全区間、脂汗がにじむ手をぎゅっと握りながら、山道を下っていきました。途中、山麓に昭和40年代から分譲された別荘地を通って帰ってきました。
これ、宿泊費のうち半額近く県からキャッシュバックが来て、更に自治体から自治体内で使えるクーポン券がもらえて、自己負担は25%未満でした。「富める者(そうでもないけど)がますます富み、日々の糧にすら困る者はますます困る」というようなフレーズが頭をよぎりました。
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