Twitterで数万RTされてはてなのトップページの一番上に乗った話

2023-03-16

IT メディア 論説

タイトルの通り、Twitterで数万RTされてはてなのトップページの一番上に載った話を書きましょう。


Twitter中毒どころか各種SNSにズブズブだった、修士2年、2017年の話です。

大学時代の女性の先輩とサシ飲みをし、帰りに地下鉄の駅で話した内容が面白く、Twitterに書きました。

で、翌日仕事中に(当時は今の会社でインターンをしていたのです)なぜか妙にブーブースマホが鳴るではありませんか。「なんだ?実家でも燃えたか?」とお昼休みにスマホを見て、戦慄します。

当時はTwitterのアプリを入れて、通知を許可していましたから、なんとTwitterの通知欄がいっぱいになっています。昨日のツイートが、1000RTを超えています。その日の帰りには2000RTを超えて、拡散の勢いは更にはやくなります。この辺りで怖くなって、Twitterの通知を切りました。

Twitterでバズると、だいたい1000RTを超えたあたりでクソリプが飛んできます。そして数千を超えるとtogetterにまとめられます。最終的にRTは数万を超え、なんとはてなのトップページの一番上にまとめられることになりました。後日、当時の友人から「はてなのトップページに載るなんて人生でまずないんだから、めっちゃすごいやん!」と言われましたが、まったく嬉しくありませんでした。

さて、この経験で得られたことがいくつかあります。


まず、togetterのコメント欄はアホ、ということです。togetterを読んで笑ってしまったのですが、そのツイートが発せられた文脈から切り取られてしまっているがゆえに、明後日の方向の批判をしてくる人がわんさかいました。

端的に言うと仲の良い異性の先輩と、他の男の先輩の話をしていて、笑い話になった、というだけのたわいもない話なのですが、何故かtogetterでフェミの人たちとミソジニストの人が飛んできて、全く関係ない場外乱闘を繰り広げています。

「えと、あの、いや、どっちも全くそういう意図ないんだけどこれ・・・」みたいな感じで、笑うことしかできませんでした。結局、争うためだったらどんなものも材料にできてしまうのだな、と思いました。


次に、はてブのコメント欄はもっとアホ、ということです。当時ははてブにズブズブだった、具体的にはあらゆるWebページがはてブでどう言及されているかが気になってしまい、PCのショートカットキーに"b.hatena.ne.jp/entry/s/"を入れていたくらいです(これをURLの頭につけると、はてブに飛ぶ)。ただ、もうこの頃になると、「はてブの常連ってだたい層が同じで、30~50代の猫背でPCモニタの前でシコるのが趣味の、口だけ達者なおじさんばっかりだな」という感じがしていて、なのにそれでも見ることをやめられなかった自分に対して自己嫌悪が募っていました。他者評価依存症というか、「この問題について他の人たちはどう言及しているのだろうか?」というのが気になり過ぎていたのです。ここで自己嫌悪が累積され、後日破綻してしまうのですが、これは別の機会に書きましょう。

ということで、はてブのコメント欄は更に偏った空間になっています。ミソジニーというか、「はいはい女なんてしょせん「※ただしイケメンに限る」なんだろ?どーせ俺たちには用はないですよ」みたいな感じ、既婚者でもうっすらとした社会や人生に対する諦念が漂う空間でした。

私が恐ろしかったのは、「オレもやがてこれになるのだ」というほのかな恐怖でした。

一念発起して、はてブを一切見なくなるのですが、それはまた別の話。


結論としては、SNSなんてやっても変な人に絡まれるだけで全くメリットはないので、絡まれないように気の合う人とほそぼそやるくらいがちょうどよく、常に争いを求めてネット空間をさまよっている人に引っかからないように隠れて使うくらいでちょうどいい、ということですね。そういう意味では、鍵垢というのはメリットが大きいですし、それ以上にそもそもSNSをやらないのが吉と言えます。

自己紹介

Japan
sakurabar(さくらば)。1993年生まれ。修士(教育学)→中小企業でパソコンをいじる日々。ねこがすき。 お問い合わせはsakurabar0701あっとまあくgmail.comまで。 Twitter(@sakurabarss)のDMでも同じアドレスに通知が行きます。

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