資格試験も終わったことですし、ようやく公開情報にできそうです。
はじめての110
IRI(Ingress Resistance Ibaraki)などでは既に公開情報にしていましたが、掲題の通り交通事故に遭いました。4日ほど前の話です。
朝の散歩中、いつもの道を渡ろうとしたら、右側を走ってきた自転車に後ろから追突されるかたちで衝突。吹っ飛ばされて自転車もろとも停車中の車に突っ込みました。
慌ててその子を(未成年でした)起こし、自転車を引っ張り上げ路肩に寄せて、生まれて初めての110番です。妙に落ち着いている自分を客観的に見れていて、気持ち悪かったです。
で、合わせて制服を着ているその子の学校にも電話をします。数分後、警察が到着。学校の教員や保護者もやってきます。
あとは警察の下で現場検証。正直に答え、警官から「物損事故にした方が面倒になりませんよ」と言われ、あとは「民事不介入なんであとは当事者同士でやり取りしてください」とのことで、保護者と連絡先を交換して、1時間で解散。その子は顔面を強打していたようで、保護者の付き添いで病院に行きました。
私はというと、その場では「私は特に怪我ないですよ~」といってその場を離れましたが、仕事を開始すると徐々に左手がしびれてきて、キーボードのタイピングがしにくくなってきました。「あれ、これってもしかしてむち打ちってやつなんじゃ……」と暗い気持ちに。仕方がないので、午後は医療機関に行ってレントゲンでも撮ってもらうか、ということになりました。
話が通じない人はどこにでも
お昼休み。携帯を見ると知らない番号から。折り返すと、先ほどの子の父親からです。「このたびは~」などとお話をしていて、「今回は6:4なんで、n万円で内々に示談ということで。物損事故から人身事故にすると面倒ですから」ということで、「なんだ、6:4でn万円くれるのか、まあ自転車だしな……」と思っていたら、なんと「え?n万円出すのはお宅ですよ?」という回答。思わず「はぁ???」と言ってしまいました。
なんでも、保険屋に相談したらそれで合っている、示談書を作るからそれで進めますね、という話でした。
だんだん話がおかしくなってきました。
一応自動車の免許を持ち、大学時代も4年間自転車部員としてロードバイクを乗り回してきた身。「自転車は軽車両」「したがって、常に自動車>自転車>歩行者の順に責任が重くなる」ということを身に沁みるほど諸先輩方に叩き込まれてきました。
それが、なんと右側を逆走してきた自転車が追突してきたのに、追突された歩行者の方が過失が大きい、などと言っているではありませんか!さすがにおかしいので「あの、おかしくないっすか?笑ちょっとこちらも任意保険の保険会社さんに示談交渉お願いしてみますね」といったところ、突如その父親が激昂。「あそうですかならもう結構ですこの話はなかったことに人身事故にしますからどうなっても知りませんよ残念です」などとまくし立ててきます。その後も色々交渉を試みますが、どうやら興奮している模様で、お話になりません。ということで、また電話します、ということで断念。
こちらも任意保険会社の担当者とコンタクトを取ります。今はLINEで出来るのですね。
午後、整形外科に行き、レントゲンを撮ります。「キミさぁ首長いね」「はぁ」「左手しびれてんの?」「ええ」「それ、むち打ちって言うんだよね」「はぁ」「お薬出しときますんでしばらく安静にしてみて、多分自転車くらいなら何もないと思うけど」「ありがとうございます」ということで、100%自己負担で1万数千円を出費します。交通事故なので健康保険が使えないのですね。
で、帰宅し終業後、先方父親に電話。やっぱり任意保険の担当者に示談交渉をお願いするので、保険会社の担当者を教えてください、と伝えると、またも激昂。「せっかく話を内々に収めようとしているのになんだそれはこっちにも考えがあるぞ弁護士を呼んで人身事故にして負担がすごいことになるかもしれないがそれでもいいのか保険会社だろうがなんだろうがそっちが第三者を入れたらもう交渉決裂だぞ」などと、人によっては脅しととられても仕方のない剣幕です。その後も交渉を試みますが、平行線。
今回の話、こちらと相手とで同意していることが一つだけあって、それが「これ以上話を進めても割に合わない」ということです。諭吉数枚をどっちがどっちに動かすか、という話で多大な労力を使っています。
仕方がないので、とりあえずこの場は相手に同調して終わりにします。お互い、治療が終結したらまた示談の最終意思確認を来週に行う、ということで電話を切りました。
……しかし、相手の剣幕に押されてついつい同調してしまいましたが、やはり違和感が強く残ります。「これ、もしかして相手の保険屋なんてのは実在しないんじゃね?」と。
家族に事の顛末を話すと、みな「いや、それは相手がおかしいだろ」と。父に至っては激怒して、「今からそいつに電話してやる!!!」としたので慌てて止めました。アラサーの息子のトラブルに定年退職の父親が出てくるなんてちょっと恥ずかしいですからね。
その後もインターネットで類似の事例を検索しましたが、やはりどう考えてもこちらが60で向こうが40というのはあり得そうにありません。
保険会社から返事
翌日、保険会社から返事がきました。
「示談なら示談でいいですけど、その事例だと歩行者が5で自転車が95。未成年ですけどその年齢だと責任能力がありますから、先方の言い分はおかしいですね。sakurabarさんに過失があったとしても、せいぜい歩行者が15で自転車が85、それより過失割合が歩行者に増えることはないです」と断言。保険会社が契約者の私に有利なことを言っていると仮定しても、やはり先方の言い分はおかしい、ということになりました。
今後の展望
一週間経ったら、示談の最終的な意思決定を先方にする必要があります。
こちらのゴールは、「そもそも示談の決定権はこちらにある。本来なら、こちらの治療費を自転車側が負担するべきだし、それとは別に慰謝料とか謝罪とかも請求してもよい。ただ、正直もうそちらとはかかわりあいになりたくないので、ここはお互い「自分の損失は自分で負担する」、つまり金銭や補償のやり取りはしない、でいかがでしょうか?」です。ですから、仮に示談が成立しなくても、既にこちらとしてはゴールは達成してしまっているのですね。
正直な話を書くと、事故数時間で自分に有利な示談書を準備できる先方の父親の用意周到さ?というか事故慣れしてる?というか、不誠実さに大変立腹しています。
何度も書く通り、全くわりに合わない示談交渉なんですけど、社会勉強でもありますし、何よりも社会正義を果たす、ということで最後までやっていけたらなぁ、と思います。
……ということで、こんなことを試験一週間前に何日も貼りついてやってたら、そりゃダメですよね、という話でした。
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