資産運用方針の話です。
新卒で会社員になった2018年から、つみたてNISAをやっています。
きっかけはとあるブログもありますが、本田静六の『私の財産告白』とかジェレミー・シーゲル『株式投資の未来』あたりも影響を受けています。人類最大の発明は複利、ということで、少額でもコツコツ積み立てていけば恩恵を得られるのではないか、と。
あとは、単純に会社員になって「え、これあと40年以上やるの?」というのを感じたからです。自分は心身があまり丈夫ではないので、はたしてプログラマーを60歳までやっていられるんかな・・・そもそも会社がそこまであるのかしら、という思いがあります。
そして、2020~21年ごろには「普通の人が資産運用で 99 点をとる方法とその考え方」という記事や山崎元・水瀬ケンイチ『ほったらかし投資術』にも影響を受け、投資方針を一部修正しました。
(もちろん、これ以外にも様々な本やブログにも影響を受けています。たとえばナシーム・ニコラス・タレブの著作は大体読みましたし、『ウォール街のランダムウォーカー』とかもです。あとは、バフェット当人の書籍というよりは、彼を紹介する本も何冊か読みました)
現状の方針
大きく2つあります。
- リスク資産:非リスク資産の比率を50:50にする
- 賞与はできるだけ手をつけず、月の手取りの8割程度で生活する
- NISAによる定期積立を活用し、idecoはしない
1を達成するために2と3をやっている、といったところでしょうか。
まず、1については、「普通の人が資産運用で99点~」の記事に影響を受けています。リスク資産は投資信託・現物・海外株・非上場自社株あたりです。一方、非リスク資産は現金・普通預金・定期預金・退職積立あたりです。
現状、まだまだ現金比率が多いのでなかなか50:50にはなっていませんが、新NISAのための弾を溜める、と思って積極的な入金は今のところ考えていません。
2については、公務員や大企業と違い、賞与の額に波のある会社に勤めているため、これを当てに人生設計すると詰む、と考えています。そのため、月々のお給金から強制的に積立分(と奨学金返済分)を引き、残りの金額で生活、という感じです。そのため、人生三大出費と言われる住宅ローン・自家用車・各種民間保険のどれも全く手をつけていません。
住宅ローン→23区内の安アパート
自家用車→ロードバイク(笑)かママチャリか電車
各種民間保険→JCBカードのトッピング保険日常生活賠償プラン月額210円にのみ入っています。かつては150円だったのですが、値上げしてしまいました。それでも爆安なことには変わりなく、自転車に乗る身としては必携です。
3については、つみたてNISAを活用しています。idecoは60歳まで資金拘束をされるのを敬遠して、やっていません。というか、これ絶対後出しで出口で色々ひかれるやつじゃん、と思っています。もっとも、新NISAもこれだけ拡充していると、何かありそうな感じがしなくもありませんが。
投資先
一言で書くと「インデックス信者・米国の犬」です。
まず、インデックス信者については、色々な書籍やブログで見ている限り、「アクティブファンドでインデックスに勝つの無理じゃね?」という感想を持ったからです。
常に指数に連動してローコストで平均を取りに行く戦略というのは強いです。「普通の人~」の記事を引用すると、
機械的にひたすら平均を狙ってくる戦略というのは「強い」
1 年 2 組の全員が、1 年 2 組のクラスの平均点よりも上の点数をとれる方法はありません。
となります。
米国の犬というのは、その名の通り購入対象は米国株がほとんど、というかS&P500をひたすら買っていく、という形になっています。これも理由は簡単で、「世界の経済成長に連動させるなら、米国株だけ買っておけばよいしな」ということです。
どう考えても斜陽の極東の国の株より、GAFAM各社やらJNJやらPGやらVやらMAやらKOやらの方が持ちたいですよね。会社はアメリカにあってもほとんどが多国籍企業、お客は世界中にいます。
また、非上場自社株を買うともれなく奨励金としてお小遣いがついてきて、配当もそこそこなんですけど、"Don't put all eggs in one basket"ということで、給与もらってる会社の株を買うってのはリスク分散の真逆なんですね。リスク分散という観点で見ても、インデックスの方が個別株に優越する、と考えています。
ということで、具体的な商品名は三菱UFJ国際投信の「eMaxis Slim 米国株式(S&P500)」と「eMaxis Slim 全世界株式(オール・カントリー)」を主力としています。その他にも細かいのは多々ありますが(海外ETFとか外貨建MMFとか)、基本的に米国株です。
保有しているリスク資産の、各国別の具体的な時価総額比率を見てみると、
- アメリカ:95%
- 日本:1%
- その他(イギリス・フランス・ドイツ・台湾・カナダなどなど):4%
という感じでした。
今後の展望
純金融資産保有額が5000万円以上1億円未満を準富裕層というらしいので、そのあたりに何歳になったら入れるかな、という感じです。このペースでいくと50歳くらいになってしまいそうですが・・・。
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