東京ディズニーリゾートの結婚式に出席した話

2023-02-19

雑記

ついに召集令状が来たぞ」の記事でも書いた、ホテルミラコスタでの結婚式に出席してきました。

小さい頃は父親の仕事の福利厚生で、毎年のようにTDLかTDSに行っていましたが、小学校高学年あたりから行かなくなり。中学校の部活の卒業記念旅行でTDLに行くも、「こっそり抜け出して東京駅行ってみねえ?」と同じ班のSくん(家が近所の幼馴染です)やNくんを誘って、何とTDLを抜け出し京葉線に揺られ、東京駅・丸の内のオフィス街をドキドキしながら歩いたのを今でも覚えています。もうその頃から、夢と希望の国にウンザリしていたのかもしれません。修学旅行のUSJも何も乗らず、同じ班の子にすごく嫌がられた記憶があります。

さて、そんなこんなでかれこれ15年ぶり?くらいの舞浜駅。濁った魚の目をしながら舞浜駅前の人混みをかき分け、イクスピアリのガラ~ンとした空間を抜け、TDSのホテルミラコスタへ。入り口が全く分からず不審者ムーブをしていると、見かねた係員のお姉さんが飛んできて、「こちらでございます!」とご案内。ホテルに入っても「はえ~すっごい」しか感想のない田舎者丸出しです。

スーツをホテル受け取りにしていたので着替えます。ワイシャツの袖が明らかに短かったですね。42-84なのですが、明らかに袖が足りておらず、みっともない格好になってしまいました。一方スーツそのものはA8で肩もウエストもちょうどいい感じでした。よかったよかった。学生時代はY8だったので、肉が付いたのですね。

スーツなんて大学院を出て5年間、就職してから一度も着ていませんから、ネクタイも全く分かりません。唯一知っている結び方を今検索したところ、ウィンザーノット、というらしいです。へぇ~。そのくらい致命的に知りません。普段はマジでTシャツかパーカーばっかり着てますからね・・・。

悪戦苦闘して何とかスーツを着終えて、控室に向かうと大学時代の悪友(?)たちが勢ぞろいです。公僕からポスドクまでより取り見取りですが、みんな現住所の県が違うのが地方国立大学の悲哀を感じましたw

結婚式開始です。新婦さんのウエディングドレスは本当に素敵で、確かにこれ見ちゃうとTDRで式を挙げたくなるのも分かるなあ、となってしまいました。新郎もイケメンで衣装が似合ってましたね。誓いのキスでしくじって「ドッ」と笑いの渦が巻き起こっていた辺りも、彼らしくて私は好きです。

式が終わると披露宴。ふくさを使って初めてのご祝儀渡しイベントです。

どうせこのようなブログを見ている人も数少ないですから、恥を忍んで書きますが、なんと冠婚葬祭で使うふくさと、茶事でつかうふくさはまったくの別物なのです!!!昨日の行きの電車で「そういえばふくさってどうやって渡せばいいんだろう?」って思って調べたら、間一髪セーフでした。調べなかったら茶道で使っていたふくさを使うところでした。なぜ持っているかというと私は高校時代茶道部部長だったからなんですね。それも男子校の、です。レアキャラですね。

冠婚葬祭用のふくさと違って、茶道のふくさは茶入や茶杓を拭く、いわゆる布巾的な使い方なので、両者を兼用することはかえって失礼に当たることすらあるらしいです。こういうところで俗世間を知らない世間知らずが出ますね・・・。

披露宴会場はもうほんとにすごくて、「シャンデリアでっかwってかミッキーもミニーもドナルドデイジーもチップ&デールもくるんか~い!!!」って感じでした。新郎新婦のお色直しで、新郎はディズニーの王子様コスプレ(ふくらはぎをソックスで覆うような王子様服が似合うのも彼がイケメンだからでしょう)、新婦は青が美しい『アラジン』のジャスミンをイメージしたらしいドレスでした。こちらも大変良くお似合いで、「ほう……」と感嘆してしまいました。

私などは賑やかし担当みたいなところがありますから、写真は一切撮影せず、ひたすら拍手と手拍子と合いの手担当をやっていました。

料理は……。きっと美味しかったんでしょうけど、ここ最近マジで甘いものがダメになってて、ケーキが非常にきつかったですね。あとサーロインステーキも脂がダメでした。気が張り詰めていた、というのもあるかもしれません。新婦おすすめの海藻バターは美味しかったです。給仕さんたちはやっぱりさすが、という感じで、恐縮しっぱなしでした。ダメですね、こういうところでも田舎者丸出しです。サーブされるたびに「ありがとうごぜえますだ」と頭を下げていました。

新郎と合間合間に話をして、「顔がおつかれっすねw」「もうちょい、ガンバw」とか「冷えてるか~?w」とか言ってました。何なんですかね我々は?

その他、生誕から出会いまでのムービーとか、両親への挨拶とか、来賓祝辞とかありました。

披露宴が終わり、同期5人で抜け出し舞浜駅で茶をしばきます。その場でその中の一人が「実は結婚することになったおw」というサプライズがあり、ほう……となりました。どんどん結婚していきますね。

結局披露宴でもその後の同期飲みでも酒は飲まず、そのまましらふで帰ってきました。朝早く起きたのと、数日の間ずっと緊張して気が張っていたので、疲労困憊でした。その割には家に帰ってから十キロ近くママチャリを漕いで遊んでサウナにまで行ってましたけど……。

式の後半あたりから疲労からか気分が非常に重く、これはなんなんだろうつらいなあつらいなあ、と思ってうんうん悩んでいたのですが、自転車を漕いで銭湯のサウナに入って水風呂に使った後椅子に腰かけていたら、原因がちょっとだけ分かりました。

新婦さんのお父さんが各テーブルに挨拶に来て話をしていたのですが、その姿と新婦挨拶でのお父さんの感極まった姿に感情移入しすぎていたからなのでした。

実は最近アニメ・小説・ドラマの類が全然ダメになっていて、きっとそれは「感情移入しすぎてしまって疲れ切ってしまう」からなのだと思います。

なんでか分かりませんが、娘が巣立っていくお父さんの気持ちになりきってしまって、前途を祝う気持ちと寂しい気持ちで胸がいっぱいになってしまっていました。まぁ、それ以外にも思うところは色々あり、例えば自分は結婚式などできるのだろうかとか、おめでたいという言葉や祝福が、実は行動や精神を縛る鎖になってしまっているのでは、とか。あとは、これは今もそうなのですが「人生最高の一日と言うことは、今日を境にあとは人生下っていくだけということなのだろうか?」とか「何かの欲求を持たされていて、その欲求を埋めるためだけに消費財を消費して埋め合わせをしている。掘った穴を埋め続けるのが人生なのだろうか?」ということでした。

ともかく、久々のTDRは激しく疲弊しました。できればもうしばらく来たくはないですね……。

自己紹介

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sakurabar(さくらば)。1993年生まれ。修士(教育学)→中小企業でパソコンをいじる日々。ねこがすき。 お問い合わせはsakurabar0701あっとまあくgmail.comまで。 Twitter(@sakurabarss)のDMでも同じアドレスに通知が行きます。

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