職場の人たちと3年ぶりに集まった/技術革新しても幸せにならない?

2023-05-11

雑記

東京の埋め立て地で展示会があり、出展したのでグンマ―の山すそから3時間超かけて行ってきました。この記事は東京宅で書いています。

2020年4月1日から期限を定めずリモートワークに移行し、ぽつぽつ出勤した時期がありましたが、今でもリモートワークは続いています。月に1~2回出勤、という様相で、繁忙期は1ヶ月に一度も行かない、ということがありました。

それが、2023年5月8日にもろもろの規制が終了したところで、晴れて集まることができました。

上司やそのほかの方々とも3年ぶりくらいに長話を直接して、「ああ、ちゃんとリアルの実体として存在するのだ」と思いました。

また、尊敬する先輩が最近具合が悪そうで、何かご病気なのだろうか、と心配していたところ、なんと妊娠○ヶ月とのことで、おめでたいお話でした。私の短所の一つに心配性があり、それは思い込みの強さに起因するところがおそらくあるのですが、私はてっきり事実婚のままいくのかな?(お相手もよく存じ上げている方です)と思っていたので、ご結婚されていた時は驚きましたし、今日はそれ以上にびっくりしました。このままDINKSで行くものとばかり思い込んでいたので。本当に余計なお世話ですね。

2019年?に展示会に出て以来、かれこれ4年ぶりの展示会です。

それどころか、この3年近くリアルで商談なんて全くしたことがありませんでしたから、ドキドキハラハラでした。が、何とかなりました。先輩のお一人に「sakurabarさん、営業うまいですね笑」とお世辞を頂戴しました。

わたしの記憶では2018年に新卒で就職して、その時は「sakurabarくんは最近大学院出たばかりでプレゼン慣れてるでしょ?やってよ笑」と取締役に無茶ぶりされて、頭真っ白になりながら演題で製品説明をした記憶があります。今思い出しても「なにこれ?」という感想でした。

その時はみんな知ってる大手企業さんばかり出展してて、う~んさすが資金力が違う、とうなったのですが、今回は全然大手企業さんが出してなくて、規模もあれ?ChatGPTとかみんな言ってる割には大したことなくない?という感じでした。

お昼を外で食べていたら、派手な色の衣装を身にまとったイベントコンパニオンらしき女性が二人ご飯を食べていて、だるそうな顔で仕事の愚痴を言いつつ、占いとか旅行とかの話をあれこれしていました。人間模様ですね。私などは基本的にああいうのをもらうのも嫌です。興味ない資料をもらってもみんな捨てるし、興味あるやつはそもそも自分から資料をもらいに行って係員に質問しに行くので。こういう容姿端麗でないとならない職業は、セカンドキャリアどうするのだろう?という下世話なことばかり気になってしまいます。この人たち、おひとり頼むのにおいくらくらいするんでしょう?

→調べてみたら、ランクにもよるらしいですが、一日1.5~3万くらいとのこと。そこに交通費やら食費やら衣装代やら載ってきて……。大企業様なら余裕でしょうかね。

午後にその衣装をまとった人たちがいるブースの前を通ったら、にこやかにビラ配りやらアンケートやらしていて、「ああ、大変やなぁ」となってしまいました。

技術革新しても幸せにならない?

会社の人たちと集まったので、空き時間に色々雑談をしていました。

展示会について、様々な新技術が出ていて、このままだとAIが唯一絶対の全能神になる日もそう遠くないのでは、みたいな冗談の話もしました。

ただ、真面目な話としては、例えばAWSのサービスも、コアのサービス以外は正直難しすぎて伸び悩んでいる、という印象の話をしたり、数年前革新技術と言われていたものも幻滅期に入っていて、必死に売り出そうとしているけどジリ貧、とか、ローコード・ノーコードは必ずあと数年で組織の異動や退職などで保守がされなくなって、野良ツールが大量発生して、「神Excel」「秘伝のマクロ」と同じこと、いやそれより悪い状況になるのではないか、それのリプレイス作業を請け負うビジネスとか出てきそうだけど、絶対にやりたくないですね、みたいな話をしました。

ローコード・ノーコード野良ツールについては、そもそも基盤のサービスが終了したらおしまい、というのが脆弱です。ExcelもVBAもまだまだ現役ですが、なんちゃら、とかいうノーコード・ローコードサービスは終了したらそれっきりです。おお、こわいこわい。

その点、Linuxやネットワーク周りの知識が分かっていれば、たとえAWSがEC2を終了してもGCPのインスタンスやさくらのレンタルサーバ、あるいはオンプレのサーバに移行してリリース、みたいなことはできるわけです。結局、外見を取り繕っても中の根本的な仕組みがわかってないとね、ということで、そのあたりはどうしても勉強しないとできなさそうです。GPTくんたちもこのギャップを埋めてくれるのでしょうか?

また、技術革新が延々と推し進められているというのに、私たちの暮らしが別によくなったという実感が無いのはどうしてなのでしょうか?技術革新と幸福度に相関はなく、それよりも未来が成長したものになるだろうという見通しとか、楽観とか、そういうものに影響されるのでしょうか?そりゃ、先進国中唯一給与が上がらずジリ貧で、なおかつ強烈な同調圧力のもと、高齢者天国の本邦で楽観しろってのが無理なんじゃないですかね(謎に社会派になって急に逆切れして終わる)。

自己紹介

Japan
sakurabar(さくらば)。1993年生まれ。修士(教育学)→中小企業でパソコンをいじる日々。ねこがすき。 お問い合わせはsakurabar0701あっとまあくgmail.comまで。 Twitter(@sakurabarss)のDMでも同じアドレスに通知が行きます。

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