「2拠点生活を始めて約一年経ちました」の記事から1年経ちました。つまり、2021年のGWに逃げるようにグンマーの実家に定住して遠距離リモートワーク、なし崩し的に2拠点生活を始めてから2年が経った、ということになります。
前回から変わらず、Uターンはしなくて良かった、という結論になっています。
二拠点生活のメリットが薄れてきた一方、諸々の規制が2023/5/8(月)をもって終了して平時に戻ることで、地方都市にいるデメリットの方が色濃く出てくるのではないか、と思っています。
2拠点生活のメリット
東京という大都市と衰退必至の地方都市を往復することで、双方の良さ・悪さを相対的に見ることができます。まぁ、これはあまり前回と変わりませんね。
庭いじりができるので、手軽に無農薬野菜が食える、というのはメリットです。
ロードバイクに乗るときも、空の広さを感じますね。自転車配達員のクソ運転を見なくて良いのもあります。
2拠点生活のデメリット
資金面の問題は、あまり気にならなくなりました。それよりは、いい年をして会社から100km以上離れた実家に住んでいる、という精神的な抑圧、の方が大きいです。
東京の1Kのアパートにいると、誰とも話さない一方、夜がものすご~くよく眠れるんですよね。静かなエリアで、なおかつテレビもありませんから。やっぱり、グンマーの家だと父親のルーチンワークがあり、たとえば平日はWBSを見終わる辺りまで枕元のすぐ横でTVが鳴り響いてますから。今朝もNHKの爆音で目が覚めました。睡眠時間が短くて済む老人と、7時間は寝ないとお話にならない私とでは、なかなか……。
また、平時に戻ることで、会社の出張やら出展やらが復活することもあり、すると当日現地に行くのがかなり大変になってきます。先日、AWS Summitに行ったときはグンマーから直接海浜幕張に行ったのですが、思った以上に時間がかかりました。7時の電車に乗って会場入りが10時半過ぎですからね……。
前回はメリットとして挙げていた自然豊か、というのも、ぶっちゃけると飽きました。去年は素晴らしい、素晴らしい、と書いていましたけど、最近はサイクリングしてても「ふ~ん」くらいにしか思いません。贅沢なものですね。
冒頭でも書いた通り、平時に戻ることで、地方都市の悪いところが出てきたなあ、と思います。高校生の時は地元を離れたくて仕方がありませんでしたが、その時の感覚を思い出しつつあります。例えば、今年1月から地元の市民体育館のトレーニングジムに行っていますが、高校生~20代の群れみたいなのがちらほらあって、それがやっぱり面倒です。
小中の同級生(自宅から半径1km未満)で早慶レベルの学校に行った子が4人ほどいますが、誰も地元はおろか、グンマーにいません。みんな東京に行きました。
独特の閉鎖感があり、たとえば私が日課の朝散歩をしていても、外を歩いているのは老人くらいのもので、あとは通学の中高生くらいです。成人男性で平日朝から外を歩いているなんてのははっきり言って「異常者」です。6時半くらいならまた話は別なんでしょうけど、8時半始業の会社が多いのに、その時間帯に外を歩いているなんてのは、ニートなのか?みたいなところです。関東地方でこれなのだから、他の地方はもっとひどいのだろう、と想像します。
なので、地方移住するなら人口30万人以上の、地域の核となっている都市(県庁所在地レベル)に行くことをお勧めします。
今後の展望
とはいえ、トキョの1Kアパートに戻って一人暮らし再開か、というと話は別で、それよりも「どのタイミングで同居を開始すれば良いのだろうか?」という懸案事項があります。
先方は通勤に毎日2時間(!)かけています。これも家庭の事情で、私が今までの人生で見たことが無いパターンだったので、どうしたものか、と悩んでいます。話を聞くと、「それは睡眠不足なのでは?」と思うことがしばしばあります。
筋で考えると、通勤しやすいところに二人で住むのが妥当なのですが、通勤のために住居を選ぶというのはいよいよ人間性の転倒では、と思うところもあります。はてさて……。
えっ
返信削除ごちそうさまです♪
ばむさん 私はリモートワークが今後もメインになりそうなので問題ないんですけどね……。
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