思えば中学生の頃に懐かしのiPod nanoを買ってもらってからというものの、音楽を聴きながら勉強したり仕事をしたり、ということが多々ありました。
しかし、仕事でプログラミングを一日数時間、自宅で一人きりで朝から晩まで毎日のようにやっていると、終業後には脳を酷使しているからか、疲労でフラフラになっています。ここ数年間姿勢が悪いとかスキル不足とか呼吸が浅いとか色々要因を探っていましたが、それらを含めた複合的な要因であり、そのうちのひとつが「仕事中の音楽」ではないか?ということに気づきました。(ちなみに、他にも「筋力不足で体力がないから疲れやすい」「マルチタスクしがち」などなど要因はあります)
うすうすそんな予感はしていたのですが、試しに実験してみたところ、割と違いが出てしまったので、原因の一つとして確定です。
音楽を流している日と流していない日、流している日ならインストと歌詞ありの曲とで比較すると、歌詞あり>インスト>無音の順で、左からパフォーマンスが露骨に落ちました。
音楽を流すとパフォーマンスが落ちる理由は簡単、「マルチタスク」を促進しているからです。脳はマルチタスクに極めて弱く、個人差や性差もありますが、私はどうやらマルチタスクが特に不得手な部類なようで、タスクを大量に抱えるとお手玉をしてパニックになって破綻、というパターンを繰り返していました。
仕事のプログラミングというのが、一日に複数のリポジトリを行ったり来たりして、なおかつRailsをいじったりVueをいじったり生JSをガリガリ書いたりで色々なファイルを行ったり来たりします。処理がうまく書けなくてそこでストレスや負荷がグッと上がります。
ただでさえ脳に強い負荷がかかっているのに、そこで視覚や思考以外に聴覚刺激まで加わったらたまったものじゃないですよね。
冷静に考えたら、脳を酷使する将棋棋士や囲碁棋士、プロ雀士が試合中に音楽聴いてますか?ってことなんですよね。
流すとしてもせいぜい自然音くらいが無難で妥当、曲に意味を持たせるとマルチタスクになりますから、そうならない程度の環境音が許容、理想的なのはやはり無音、ということになります。
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