年始の抱負でも述べましたが、IPAの応用情報技術者試験を申し込みました。前回の受験は令和元年(2019年)秋に受け、不合格でした。こちらの記事でも書いている通り、午前は70点以上で通過も、午後が10点足りず残念、ということです。
リベンジマッチを図るも、自分も世界もそれどころじゃないことになり、資格試験そのものから離れざるを得ない生活に放り込まれ、約2年の月日が経ちました。
ですが、2021年の年末にYCNE Basicに合格し復活となります。ちなみに、このYCNE Basicの記事は世間的に情報がほとんど出回っていないからか、このブログでぶっちぎりのアクセス数の記事になっています。まぁ、世のどれだけの人がRTXシリーズとかWLXシリーズとかSWXシリーズを触ってんのかな、という話にもなりますが……。
応用情報技術者試験ってなに?
IPAこと独立行政法人情報処理推進機構(本駒込にあります)が開催する、一応国家資格です。経済産業省が認可し、古の時代ではソフ開と呼ばれていたようです。ソフ開時代はアルゴリズムとSQLが必須だったこともあってか、ほとんどソフトウェア開発経験者しか受からなくね?みたいな感じだったようです。現在は選択問題になったので、文系問題ばかり選ぶという逃げムーブが使えます。基本情報午後で表計算選ぶみたいな感じですかね。
開催は春と秋の年2回。午前は4択80問を150分、午後は1問必答4問選択の記述式で150分。午前・午後ともに60%で合格です。逆に言えば40%は落とせる試験ですから、70%以上の簿記よりも心理的余裕があるとも言えます。(本当か?)
難易度は?
難易度については諸説ありますが、この記事の
午前午後60%が、大学受験でいうと「センター試験で化学と生物が安定して80点以上とれるくらい」ではないか
が妥当かな、と思います。もっとも、私は文学部出身ということで高校は国立文系クラス、国語・数学1A2B・英語・日本史・世界史・化学選択で化学は校内平均をギリ超える程度の悲惨な点数でしたから、さて……。といったところです。
持ってるとメリットがあるの?
弊社で言うと、一般競争入札で有資格者がいるとそれだけで点数がプラスになりますから、メリットがあると言えます。必要になるのは年に何回あるか、という程度ですが。
国家資格ではありますが、医師免許や司法試験や公認会計士・税理士・社会保険労務士などとは違って業務独占はできません。
とはいえ、大手SIer(自分がピラミッドの最上流であることをロゴで誇示していた悪の枢軸とか、リストラが止まらない不夜城とか、ないぞないぞ知名度とか、拝承とか)では、基本情報・応用情報が昇格の条件になっていたりするようです。社会人成りたての頃にお客様のSIerに打ち合わせに伺った際、エントランスに有資格者一覧が難易度順に顔写真とともに並べられてて、社長以下全員で「・・・・・・」となったのを覚えています。
ちなみに、IPAの資格では「レベル3」と呼ばれているのがAPこと応用情報技術者試験。
レベル1は「ITパスポート」で社会人常識レベル。↑のSIerでは新卒入社前の課題として合格するように言われるらしいです。私は未受験。
レベル2は「基本情報技術者」で、IT業界登竜門。↑のSIerでは1~2年目で取得が求められるらしいです。私は大学卒業の頃の春休みで合格済。
レベル3が今回受験する「応用情報技術者」で、持ってると一目置かれます。↑のSIerでは取得しないと管理職コースに乗れないとか、新卒入社5年以上で取れないと気合を入れられるとか聞いています。
レベル4が「高度試験」と呼ばれているもので、こちらは年1回です。これのクラスまで行くと、実務経験+この資格で普通に就職できてしまします。例えばネスペことネットワークスペシャリストは、取得すれば実務経験数年で大体の採用に通ってしまいます。そのくらい難しいです。
勉強方法
役人が作っている前例踏襲型の試験ですから、過去問が命であり、特に午前は過去問を数年分やると「これ、過去問でやった問題だ!」となります。なんと、過去問がそのまま出ることが割とあるのです。ですから、ひたすら過去問を回し続けるのが吉。
午後は前回あと一歩で落ちており、こちらは過去問がそのまま出ることはありませんが、抽象化すれば大体似たパターン、となります。選択問題も候補がいくつかあるので、今回こそは雪辱を晴らしたいところです。
テキストを軽く読む→午前問題演習しつつ、午後問をちまちま解く、というのを毎週やるだけですね。簿記と違って、仕事でやっていることがそのまま出たりもするので、そういう意味では有利なのかもしれません。
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