5泊6日長崎旅行3日目

2023-06-21

旅行

2023/6/14(水)は長崎旅行の3日目です。この日は一日、新上五島町の中通島を探検です。

0640ごろ起床、他の人(客・スタッフ)が目覚ましを鳴らしたまま起きないので、自分だけ起きるというやつでした。

外は小雨。昨日の夕方にドラッグストアで買ったサラダをドレッシング無しで食べ、必要な荷物だけをバックパックに詰めて、有川港まで歩いて行きます。港の前のローソンでプロテインを買い、朝食代わりにゴクゴクやりながら、レンタカーを予約していたので、それを待っていました。

↑映画館なんてものはないが、代わりに人気の映画はこういうふうに上映会があるらしい。

ところが、約束の時間10分前になっても人っ子一人現れません。「ったく……沖縄の島時間でもあるまいし」と、予約メールを念のため見たところ、目を疑います。

予約日が6/15(木)になっています。そう、完全に自分の失態でした。

ここでもう気分がくら~くなってしまい、ひとまずフェリーターミナルの観光協会に駆け込みます。頭ケ島天主堂は世界遺産の構成要素ということもあって、見学に予約が必要で、なおかつ時間指定なのです。幸いなことに、今日はツアー旅行などもないので、わりと融通がきくとのこと。

9時になるのを待って、レンタカー屋に何度か電話してようやくつながります。「あの……完全に予約間違えてて、キャンセルでお願いします。で……もしかして、今日って空いてたりします?はい、はい!」ということで、なんとたまたま空きがあったので、1時間後から利用可能になりました。ただ、急だったこともあり、想定していた時間よりは短い時間の利用となりました。レンタカー屋の方には平謝りでした。

気を取り直して、まずは頭ケ島天主堂です。

↑ふつうに蟹がいました

疱瘡(天然痘)の患者が隔離されていた島に、迫害で逃れてきたキリシタンたちが建てたとされています。中のステンドグラスが神秘的で、良いところでした。しみじみと信仰の不思議を感じます。そこまでして棄教するのを拒む信仰とは何なのだろう、と思ってしまいました。私はとりあえず初詣には行くが、お寺は父の地元にある寺がたまたま天台宗だったので、天台宗のお経をお葬式で聞く、というだけの日本人にありがちな無宗教層です。


↑平地が非常に貴重なので、こうして床下で主食のサツマイモを干していたらしい。もちろん米なんてものはない。

次に坂本龍馬ゆかりの地に。ここは銅像が立っているだけ。ここからいったん有川まで戻って、山道をひた走り、昨日のジェットフォイルで到着した奈良尾港まで向かいます。

……ただ、このルートが完全に山道のそれで、ローギアでひたすらアップダウンとグネグネカーブを1時間弱ずっと、という道筋。普段の生活で車なんてまず運転しませんから、ひやひやものでした。もっとも、交通量がほとんどなく、数珠つなぎになりそうだったら大人しく地元民に道を譲っていました。

1時間ほどレンタカーを運転して、奈良尾の集落に。巨大なアコウの木を見て、ここで知人紹介のカフェでお昼ご飯のカレーを食べました(中に入っている具がシャキシャキ食感で美味!)。スタッフのお姉さんはずっと上五島の人で、「海の様子とかってやっぱり普段気にしてるんですか?」と質問したら、子どもの頃はそうだったけど、今はスマホアプリでできるしねーとのこと。また、海や風(波が立って船が揺れる)は気にする一方、地震が本当に全く来ないので、東京に遊びに行ってホテルに泊まった時、震度3くらいでこの世の終わりが来たくらいびっくりして、しばらく動けなかった、みたいな話をされました。細かい地震が頻繁にやってくる旧茨城県南住民としては、そうか……日本といっても広くて、それぞれの地方に地域性があるのだな、と思いました。

続いて、知人の親戚が経営するお店に。知人の親戚の方からは「遠路はるばるよくもまあ!」ということで、メニューを1品サービスしていただきました。地元の高齢の方が来店なさっていて、バリバリの五島方言?で質問されたのですが(親戚の方曰く、何歳ですか?とのこと)、日本語学専攻なのにまったくさっぱり質問内容が分かりませんでした。

また、親戚の方が車で案内してくださって、奈良尾集落周辺の展望台や教会、海水浴場まで連れて行ってくださいました。旧奈良尾町は漁業の町として栄えたそうですが、不漁が続くようになってしまい、人口は最盛期の3分の1しかいないのだそうです。

教会はいわゆるカトリックの集落にあるところで、現役です。それよりは、ここの海の景色が本当に素敵でした。波が全く無く、嵐の時は漁船を港から移動してきて、ここに退避させるのだそうです。波が無いので海の底まで透き通って見えて、なんだか別の世界にいるような不思議な感覚に陥りました。


↑海水浴場。近くに小中学校があるが、中学校は人口減で廃校になったばかりとのこと。スクールバスで数十分かけて隣の集落までいくことに。

奈良尾に戻り、親戚の方にお礼を申し上げて、レンタカーの返却時間に間に合わせるために、車をぶっ飛ばします。道路交通法を守りつつ、時間には間に合いました。今回借りたのはダイハツ・タフトで、非常に快適で気に入りました。今後の転居先にもよりますけど、駐車場代がかからないところだったら買っちゃおうかな、と思いました。レギュラーリッター190円台、というのがさすが離島価格です。

時間が少し余ったので、有川港ターミナルの鯨博物館を見学。旧有川町が捕鯨で栄えたのが分かりました。銛を打つ時にこんなことやってんのか……と驚き。

宿に戻りながら、スーパーエレナでお土産用の五島うどんと夕食を購入します。スーパーエレナは離島だというのに、海鮮以外の商品もグンマーやトキョの家の近くのスーパーと変わらない、いやむしろカスミより安いまである、という価格帯でした。有川だけ見ると、普通に生活できますね。スーパーエレナ・ローソン・マツキヨ・ドラッグストアモリがあり、現金収入とインターネットさえあれば、暮らし向きは群馬とは変わりがありません。

宿に戻ってシャワーを浴びてラウンジで涼もうとしたら、先客がいます。長崎の会社でふるさと納税の受託をしている会社の方で、販路拡大で定期的に上五島に来ていて、それで常宿にしているのだそうです。色々長崎の話をします。

↑割引後300円なのに、海鮮がえげつないほど入っていました。すごいですね

その後夕食を食べました。海鮮丼が価格のわりには海鮮が多くて、きっと上五島の人からしたら海鮮なんてのは当たり前すぎて価値が低いのだろう、と思いました。一人旅なので、スーパーの食事でも満足です。お酒も飲みませんしね。起きられなくなるから。

夕飯を買いすぎて、結局2時間近くかかってしまいました。食後にのんびりしながら、旅行メモを書いて、ベッドに向かいました。

自己紹介

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sakurabar(さくらば)。1993年生まれ。修士(教育学)→中小企業でパソコンをいじる日々。ねこがすき。 お問い合わせはsakurabar0701あっとまあくgmail.comまで。 Twitter(@sakurabarss)のDMでも同じアドレスに通知が行きます。

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