2023/6/12(月)~17(土)の5泊6日で長崎市内・上五島(中通島・小値賀島・野崎島)・佐世保・おまけで博多天神を一人で旅行してきました。パック旅行ではなく、航空券は自前、宿はじゃらんと楽天トラベルで予約し、旅行プランも自分で練りました。
昨年も同じく6月に道北に5泊6日で行っており、このブログに記事を公開しています。→「5泊6日道北旅行1日目」
1日目
0545起床。寝坊は避けられました。雨の中、折り畳み傘を差して出立です。
京浜東北線は、終始吊り革が掴める程度の混雑です。6時台の電車なので、本数が5時台よりは多く、余裕があるのでしょう。出発1時間前に羽田空港第2ターミナルに到着、予定通りです。
長崎便のゲートは69番で一番端なので、保安検査場を通過してから向かって右へひたすら歩かさせられます。長崎便は定刻通りにやってきて、ドキドキしながら搭乗です。途中、割と揺れて後半はほとんどシートベルト着用。私はジェットコースターが全くダメなので、ふわふわする気持ちでした。揺れがある程度収まって、着陸40分前に飲み物が配られます。いつも通り、安定のスープを頼みます。
長崎空港着、預けていたバックパックを受け取ってターミナルビルを出ると、すぐに空港リムジンバスの行列が。これで長崎空港から新地中華街に向かいます。
↑新地中華街。横浜中華街や神戸南京町の中華街を頭に浮かべながら行くと拍子抜けしますが、別に規模が大きいことが素晴らしい、ということでもありませんからね。
雨の東京とは打って変わって、長崎は今日は晴れでした。ホテルで荷物を預けて、知人オススメの、長崎ちゃんぽんの店に行ったら定休日でした。残念ですが仕方がなくトルコライスの店、ニッキー・アースティン万屋町店に向かいます。店員のお姉さんの訛りが長崎風味でした。
ここはたくさんのトルコライスメニューがあるお店で、どうやらメニュー表にある番号で注文をするようです。701を注文します。元々はサラダ屋さんだったらしく、サラダは確かに美味でした。一方、ドライカレーがやや冷えている、という感じです。というか、なんだか量が多い気がします。やっぱり洋食はそんなにめちゃくちゃ好き!というわけではなさそうです。
↑浜町(はまのまち)アーケード。やっぱりアーケードがちゃんと機能している都市はいいですね
やや胃もたれしながら長崎駅まで歩きます。途中市立図書館を通過。なかなか立派な建物で、感心します。長崎駅に到着するころには、すっかり汗だくに。
知人の紹介で、「長崎に行ったら絶対に行ってみて!」とのことで、ペンギン水族館へのバスに乗ります。途中でちょこちょこ乗客が乗り降りし、水族館前で降りたのは2人、私と10代の女の子です。ペンギンキーホルダーをつけていることから、きっと年パス所持者なのでしょう。それにしても、下り坂の連続カーブで路線バスの運ちゃんが飛ばす飛ばす!
また、道中山の斜面に建てられた墓石の字が金色で詠嘆。狭い土地に所狭しと建物が密集していて、斜面に墓地やら教育施設やらがあるさまは、なんだか香港のようです(行ったことはありませんが)。
ペンギン水族館は満足でした。というか、入館料520円は安すぎじゃないでしょうか?水族館では、ペンギンの生態とか進化とか、あるいはペンギンは人間の繁栄によって数を減らされているなど学びます。多種多様なペンギンがおり、種類の違いによって生態も違うのですね。深い水槽があるので、V字潜水が見られるのが初体験です。ここで、ペンギン水族館をお勧めした知人へのお土産を購入し、再びバスで市街地に戻ります。市役所電停のところで降りて、長崎電気軌道24時間券をジョルダンのアプリから購入。1日券も24時間券もスマートフォンから買えるのはありがたいですね。
市電に乗り、まずは大浦天主堂へ。入館料1000円は高くね?と思いきや、そのあとの資料館が本番で、みっちり長崎のキリシタン史と日本への宣教を学べました。天主堂内もステンドグラスが神秘的でした。また、案内板が日本語・英語・ハングルでした。韓国人は来そうですけど、中国人は来なさそうだから案内板が無いのでしょうね。
ただ、大学生以前だったら、江戸幕府のキリシタン弾圧を見て「幕府は本当にけしからんな!」という感想しかなかったのでしょう。ところが今は幕府側、つまり統治者側の視点からも考えることができるようになったので、「宣教がヨーロッパ諸国の植民地支配の足がかりである」という側面から考えると、幕府のしたことは結構よかったのでは?という気持ちもあります。ただ、そういった多面的な観点で物事を考えると、どうもスッキリしないものです。真実は白黒はっきり分かれる0か100かではなく、ほの暗いグレースケールのどこかに常に位置するのだ、と思いました。
また、長崎県だけでカトリック大司教区が置けるってのは、やっぱり歴史的な観点から見てもさすがに信者数が多いな……と思いました。具体的には長崎大司教区の信者数が約5.9万人なのに対して、さいたま教区が北関東3県と埼玉県で、信者数が長崎の三分の一程度の約2.1万人。人口比率で言うと、人口が北関東3県と埼玉県で合わせて1400万人、かたや長崎県は130万人ということを考えると、長崎県の異様さが目立ちます。長崎県民の25人に1人はカトリック教徒です。ということで、カトリックとはもっとも無縁のエリア在住と言えましょう(というか、宗教色が少ないよね)。
次にグラバー園へ向かいます。ここはエスカレーターで一番上まで上って、そこから降りてくるスタイルです。2時間じゃ足りねーよと思いながら散策。孔子廟・中国歴代博物館は時間切れでスキップして、一度ホテルに戻ってチェックイン。荷物の整理をして、これからの旅程でぐちゃぐちゃになったらイヤだなということで、ペンギン水族館で買ったお土産を送ってしまうことにしました。
↑グラバー園から見た長崎市街地。土地がないから斜面や山の上に建物がたくさんあります。逆説的に、関東平野が発展した理由が痛いほどわかります。
宿の近くのイオンを視察します。旅行先でスーパーマーケットを散策するのが、実は楽しみだったりします。純粋な観光地と同じくらい、その土地の人たちのリアルな暮らしを覗き見るのが楽しみだったりします。
まず、魚が豊富です。私は海無し県出身なので、違和感がありました。地元のスーパーでは見たこともない魚が色々売っていました。
また、なぜか刺身こんにゃくとところてんが多いです。野菜は県内産と福岡県産がメインで、きっと島原方面がメインの生産地なのでしょう。肉は牛豚半々くらいです。グンマーは西日本から見ると、牛肉が少なすぎるくらいなのだそうです。こういうのは、なかなか旅行しないと分かりませんね。また、醤油がやっぱりさしみ醤油と薄口が多い!キッコーマンも正田醤油もありません(あたりまえか)。
出島のLAWSONでレターパックライトを買って、ペンギン水族館で買ったお土産を自宅に郵送。そこから長崎電気軌道に乗って、終点の赤迫まで。歩いて商店街などを巡って、長崎大学前のすき家で夕飯。やっぱりチェーン店はいいですね。貧乏性なので、別に旅行先だからと言って豪勢なものを食べたい、というものがあまりありません。
再び市電に乗って、終点の崇福寺電停まで行って、思案橋の歓楽街を通ってホテルに戻ります。キャバクラやガールズバーのお姉さんたちとボーイが店前で立っていました。この時期は良さそうですけど、雨の日や冬は大変そうです。ホテルではサウナ2回→夜鳴きそばのコンボです。浴場では、中国人の子どもが多めでした。ファミマで買ったスルメを齧りながら、荷物整理と旅行のメモを書いて、この日は終了です。
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