絶対にGoogleの検索アルゴリズムに引っかかりそうもない抽象的なタイトルの話です。もっとも、このブログのアクセスの大半はTwitterのアカウントからいらっしゃっているので、問題ありません。
仕事中にSlackの過去ログを見ていると、ふと私が入社した2018年の投稿が目に入りました。総務の方が育児休暇で不在の代打でいらっしゃった派遣社員の方です。私の母親と同い年くらいで、よくしていただいた思い出があります。
で、目に入ったのは彼女?からランチのお誘いのメッセージでした。複数人で何回か行った記憶があります。当時は「う~ん、一人で飯が食いたいな」という感じでしたが、3年後世界がこんなことになって、会社の同僚を昼食を摂るというのが超絶レアイベントになるとは当時は思いも拠りませんでした。
ただの思い出ではなく、派遣社員さんのような外部の方が、私の働くような中小企業では思わぬ発見をもたらしてくれます。というのも、弊社、一緒にランチに行くという文化がなく、大体の社員は一人で飯を食っています。リモートワークで大部分の社員が出社していない現在は、どうだかは知りませんが。
私もこの3年間色々心境の変化があって、今では社内で他の人と昼飯を食うのは私くらいです(仲の良いアルバイトさんたちと)。
当時はうっとうしいなというお誘いでしたが、今となっては、「ああ、人と飯を食いに行っても何の問題もないのだ」という気持ちになりました。もともとそういう文化がなかったら、郷に入ってはなんとやら、いつの間にかそこに適応してしまいます。(適応は麻痺の言いかえである、と看破したのは私のこの愛読書でした)
そもそも、「仕事仲間と飯を食いに行く」という選択肢が出現しなかったら、それは選びようがないわけです。選択肢の数は人の数に比例します。ですから、人材が固定化されていて流動性に欠ける中小企業にいる人間ほど、意識的に外部の人々とつながりを持たないと、どんどん頭の中も硬直化していくのだなあ、というちょっと教訓めいた話です。そんなことをふと思いました。
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