光回線について書きましょう。
大学時代
大学時代は最初の一年間は大学の寮のようなところに住んでいました。
そこはインターネット回線が無料で使えたのですが、なんと「Wi-Fiルータの使用禁止」というすさまじいところでした。
もっとも、今は学内同様、施設側が設置したWi-Fiにパスワード接続することで見ることはできるようですが。
不適切な通信をしていると、大学の学術情報メディアセンターからお呼び出しがかかり、処分されるようです。
その後、2年生からアパートに引っ越しました。
そこは家賃に光回線の費用が含まれている、という大学周辺の物件ではよくあるタイプの部屋でした。
おそらく、戸建てタイプを契約してそれを分けている、というやり方なのでしょうが、戸数が少なかったことと、当時はまだ現在ほどストリーミングサービスや動画配信サービスが流行っていなかったのもあってか、そこまで回線の逼迫を感じたことはありませんでした。
NURO(笑)
その後、上京します。目の飛び出るような家賃に青息吐息しつつ、そうか東京は当然だけど光回線も別口で契約しないとなんだな…と、色々な会社を選びます。
その中で選んだのが、NURO。ただ、結論から書くと、失敗でした。
NUROの最大のメリットは、下り最大2Gbpsという高速回線です。
ただし、その代償が大き過ぎました。
まず、通常の光回線(フレッツ光とかauひかりとかね)は、工事が1回で済みます。
ところが、NUROは宅内工事(NUROを提供しているSo-net)と宅外工事(NTT)の2回工事が必要です。どちらも立ち合いが必要です。
で、しかも引っ越しをしたのは2月。ちょうど引っ越しシーズン真っ只中です。
当然、一瞬で予約は埋まります。
ということで、かなり開通までに時間を取られました。
平日しか予約ができず、その日を休んで対応する、などしていました。
それまではWimaxやテザリングでその場を凌ぎました。
回線そのものは高速で非常に快適でした。
ところが、最大のデメリットはこの後に訪れます。
都合で、その家を1年で退去することになってしまったのです。
しかし、NUROの工事費用というのは、開通後30ヶ月かけてようやく0になります。
つまり、その前に解約するとなると、残った工事費用を月割で払う必要があります。これが大体4万円。
それに加えて、解約月(開通から24ヶ月後)以外だと、契約解除料が発生します。それが約1万円。
しめて解約に約5万円。これは非常に手痛い出費です。
NUROは例えば持ち家戸建のように、容易には引っ越さない場合であればメリットが享受できますが、若年層の賃貸のように、引っ越しが容易に発生しうる場合だとデメリットが非常に大きい、ということになります。
ああ栄光のDMM光
ということで引っ越しをし、新居(現在の住居)に移ります。
そこでまた光回線を契約することを考えます。もうNUROみたいに失敗するのは嫌だお…となりましたが、さりとて選択肢が多過ぎてようわからん。
その中で選んだのはDMM光でした。
なんでだったかな、比較的コストが良心的だったのと、v6プラスという機能で高速化できるところと、DMMサービスに高速接続できる、ってのが決め手だったような気がします。あとDMMポイントがもらえて捗る
工事も1回で済み、速度も上々。ということで、現在に至る…はずでした。
DMM光、身売りする。
2019年7月、なんとDMMが光回線事業を楽天モバイルに売却するとのニュースが飛び込んできました。完全に寝耳に水です。
ということで、新規受付は終了。その後、名前はDMM光だが、提供元は楽天モバイル、ということになってしまいました。
既にある楽天ひかりとは一応別サービスだが、同じ会社が提供、という形になっています。
もっとも、どちらも光コラボというフレッツ光に間借りするやり方なので、回線の実質は変わりません。
しかし、当然DMMサービスへの高速接続は終了。DMMポイントの代わりに楽天ポイントがつく、という形になりました。とほほ
この先の展望
光回線というのは、
- NUROやauひかりやコミュファ光のように自社回線を使っているところ
- それ以外の光コラボ、つまりNTTのフレッツ光に間借りしているところ
の二つがあります。DMM光も楽天ひかりも光コラボです。
(厳密に書くとauひかりはKDDIとNTTダークファイバを併用しているのですが、そんなキモ・オタクトークはどうでもよろしい)
光コラボは名前こそ違えど、実質は同じNTTのフレッツ光。
となると、選定基準は「〇〇経済圏かどうか」、つまり楽天経済圏なら楽天ひかり、ドコモ経済圏ならドコモ光、ヤフーソフバン経済圏ならソフトバンク光…、といったように、所属する経済圏によって大きく利得が変わってきます。
しかし、私はどの経済圏にも属していません。(というか楽天が嫌いなだけ)
クレカはオリコ、証券会社はSBI、スマホはmineo、QRコード決済はPayPay(という名の実質オリコのクレカ)とバラッバラです。
どこかの経済圏に所属することで(というか、楽天経済圏ね)、利得を得られるということは承知しているのですが、これはあくまでも感情的な問題です。
安定している回線を変えたくない
それ以上に、社内SEあるあるなのですが、回線の速度や安定性というのは、非常に重要な問題です。
具体的に書くと、既に安定している回線をいじるというのは、よっぽど不具合がある場合(遅い、セキュリティに著しい問題がある、コストが高すぎる)くらいです。
その点、今のDMM光はコスト面は安くもなく高くもなく、速度も飛び抜けて速いわけではないが許容範囲内ということで、要は安定しているのです。
世の中の20代だと、一人暮らしで割と家にパソコンがなく(システムエンジニアなどのIT系職種であっても!)、スマホの回線のみで動画を見たりソシャゲをやったりLINE通話をやったり、という層がかなりの数いるそうです。
そういう層は、しばしば「パケ死(月のパケットが無くなる)」するというわけです。
私にはそれが信じられず、というのも家にいる時は必ずWi-Fi接続だからです。
だから光回線に月5000円弱払っても、スマホ回線は1500円程度で済む、従って3大キャリアに月1万近く払う人たちよりは安い、というだけの話です。
0 件のコメント:
コメントを投稿