Kindle Paperwhiteをプライムデーで購入したので、レビューしてみましょう。
前々から友人知人に勧められていたのですが、どうも食指が動かず、今回プライムデーで32GB、広告なし、Wi-Fiのみモデルが18000円→11000円になっていたので購入した、という形です。
関係ないけど「食指が動く」と「触手を伸ばす」はほぼ同義なんですが、これを混同する用法が結構あります。
あと、触手っていうとなんかえっちなのであまりうっかり使えませんね、というのはすっかり二次元に脳が毒されているのでしょう。
さて、Kindle Paperwhite、まだ届いて数日しか経っていませんが、感想としては「おおむね良好」です。
注意点
レビューの前に注意点です。
購入時にオプションとして、Kindle Unlimitedの3ヶ月お試しをつけることができます。これは無料でお試しできるので、つけておくのが良いでしょう。
ただし、ここで気をつけないといけないのは、配送日です。
ここでお急ぎ便にせず、通常配送を誤って選んでしまって、注文後に配送日を切り替えようとしても、できません。
というのも、Kindle Unlimitedはオンデマンドサービス。
注文を入れた瞬間からサービスが提供開始=商品到着済み、となります。
そのため、一部商品が配送済みなのに、それ以外の商品の配送日を変えることはできない、という形になってしまうそうです。
しかも、Kindle Paperwhite以外の商品を合わせて注文していた場合、それらの商品も巻き添えになって配送日変更不可となります(Amazonサポートに問い合わせ済です)。
良い点
まず、評判通り、非常に目に優しいです。
私は視力が大変低く(-10Dの眼鏡で0.2〜0.3が出る程度)、仕事柄毎日10時間以上画面を見る生活をしています。
眼精疲労は高校生の頃から10年以上悩みの種となっており、おそらく死ぬまでこうなんだろうなあ、という諦めがあります。
KindleはiPadやPCで購入したものを読んでいたのですが、要はずーっと光源を睨み続ける、というわけで。かなり早く目の限界が訪れました。
ところが、Kindle Paperwhiteはe-inkディスプレイを使用しており、ライトも抑えめ。
長時間見続けていても、非常に快適です。これだけでも1万円の価値があり、紙の本の代替とまではいきませんが、ほぼ同等と考えて良いでしょう。
次に、軽さです。
重さは約180g。なんと、カバーをつけた私のiPhone XRより軽いのです!(XRが重すぎなんだよ)
紙の本と比較すると、私が普段持ち歩く新書の標準的なもの(250〜300P前後)1〜1.5冊と同じくらいでしょうか。そのくらい軽いです。
もっとも、これもカバーをつけると重くなってしまうのでしょう。それでも京極夏彦作品よりは軽い
Kindleストアに接続できるので、様々な書籍を読むことができ、なおかつ多くの本を持ち運べる、というメリットは割愛。当然過ぎますからね。
合わせて、Kindleの方が安く本が買える、というメリットはありますが、Kindleになってない本は当たり前ですが買えませんし、そもそも最安は「図書館や人から借りる」です。
図書館ハードユーザーとしては、図書館で入手できない本を買うという形です。
バッテリー持ちについては未検証です。数週間は持つらしいですが、試してみようと思います。
カバーいるの?
カバーやフィルムですが、まだ迷っています。
家の中だけで使うのであれば、落としたところでたかが知れていますから、カバーは不要です。
外出時に持ち運ぶのであれば、カバーやフィルムは必携でしょう。
ところが、スマホやタブレットやPCと違って、これは高々1万です。
それなのに純正のカバーはえらい値段がします。「1万の端末に5000円のカバーはどうなの?」という率直な感想です。
このカバー・フィルム論争はスマホほど正解がありません。
なので、もうちょっと迷いたいと思います。
良くない点
これはまだ慣れがなく、私が適応していないことによるデメリットという可能性もあります。
まず、画面タッチ時のレスポンスです。
どうしてもiPadに慣れているとワンテンポくらい遅れます。これは慣れの問題であって、そこまで画面入力することもないので、許容範囲でしょうか。
次に、描画時の画面更新です。
e-inkディスプレイを使用しているため、特に漫画や雑誌のように描画量が多いページを表示する際は、ページめくりの際に一瞬画面が黒くなります。
これがね、やっぱり違和感アリアリです。仕方ないんですけどね。
あとは、細かい点ですが、Wi-Fi接続時に5GHz帯が選択肢として出てこなかったことです。
別に2.4Ghz帯でも今のところ不都合はないので(どうせ読むのはテキストメインなんだから)良いのですが、調べたところ5Ghz帯で使えるチャンネルが限られているので、ルータ側の設定を変える必要がありそうです。
そこまでする必要があるのか?という気がしますが。
また、Kindle Paperwhiteに限らず電子書籍全体の問題ですが、人への譲渡が不可能だったり、本棚を眺めて所有欲に浸ったり、他の人の本棚を見て未知の出会いをする、という経験が無くなったり、というデメリットは存在します。売却することもできません。その分、
- 人に貸したり譲渡したり売ったりする可能性のあるものは、紙
- 人に見せたくなかったりできるだけ安く買って、いつでも参照できるもの。及びカラーのものは、電子書籍
という使い分けをすれば良いのでは?という感じです。
選定基準
まず、容量ですが、テキストメインの場合は8GBでもほとんどの場合足りるでしょう。32GBだとテキストなら大体5000冊くらいは入るようです。8GBでも1000冊以上入ります。
漫画や雑誌をたくさん読む場合は、32GBの方が良いでしょう。差は2000円しかないので、32GBでいいんじゃないの、という気がして32GBを選びました。
次に、広告についてですが、私は広告を憎んですらいるので2000円払って広告なしを選びました。広告は読書中に現れることはなく、ロック画面や本を選ぶ画面の下部に出てくる形のようです。
回線はWi-FiとWi-Fi+無料4Gが選べます。ただし、この無料4GというのはあくまでもKindleストアからダウンロードしてくる程度。Kindleでは特にアプリを使うとかはできません。一応Webも見られますが、そもそも白黒です。
別にネット回線を利用するのはWi-Fi環境下でいいなあ、と思っていますし、この無料4G、+5000円なんですよね。ということで、これはWi-Fiのみです。そもそもiPadですらWi-Fiのみで事足りているので。
最後に色。ブラック・セージ・トワイライトブルー・プラムの4色でやさしい色味ですが、これはカバーをつけてしまえば見えなくなりますし、そもそもどのモデルも画面ベゼルは黒なので、大人しくブラックを選びました。
今後の展望
まだ手元に来てから数日しか経っていないので(2021年6月末)、まだまだ使い倒さないと分からないことが多いです。
カバーとフィルムについては、しばらく迷おうと思います。
風呂の中で読むこともありませんし、防水といったら突然の雨とか飲み物をこぼしちゃったとかその程度では?と思います。
数ヶ月後に、検証結果として再レビューできればなあ、と思っています。
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