サウナについて

2021-07-31

生活 説明

銭湯について書いたので、サウナについても書きましょう。すっかりブームになりました。


古参ぶる

サウナがすっかり大きいお友達もとい20代〜50代の独身男性にすっかりお馴染みになった昨今ですが、サウナ自体は小さい頃からスーパー銭湯に連れられるたびに行っていました。

それが、大学4年の前歯破砕事件(詳しくは「お風呂・銭湯について」の記事をご覧ください)がきっかけで、しばらく遠ざかっていました。

スーパー銭湯の類に行っても、立ちくらみが怖く、どうもな……という感覚があり、敬遠していました。

SKC!SKC!

きっかけは2020年夏のことでした。

いつものようにIngressという位置情報ゲームのためにふらっと外出し、趣味の団地の展示がある草加市立歴史民俗資料館に草加駅から歩いて訪れ、満足した後、東洋一のマンモス団地と謳われた松原団地まで(電車代がもったいないので)歩いて向かっていました。

そこで目にしたのが、スーパー銭湯の看板。

確かにこう暑いと、帰りに一風呂浴びるのも良さそうだな」と、松原団地を周遊したあと行こうかな、と思いました。

さて、松原団地をIngressの連作ミッションをしながら(Ingress、連作、ミッションについてはこの記事で説明しませんのでググってください)回り、一通り満足すると、さっき看板を見たスーパー銭湯に、という気持ちになります。

ここで、Googleマップで検索すると、先程の看板の他に「草加健康センター」なるスーパー銭湯がある、などと書いてあるではありませんか。

しかも、レビューを見ると、どうやらサウナが有名らしい。じゃあそっちにするか、と草加駅まで戻り、送迎バスで向かうことにしました。


さて、その草加健康センター、凄まじいところでした。

具体的には屋外サウナ→屋外バブルキンキン水風呂の急降下が大変心臓に悪く、ガンガンにキマるところでした。これ年間何人か救急車呼ぶんじゃねえの?ってレベルです。


その後に知るのですが、草加健康センターは略称SKCと呼ばれ、ドラマ「サ道」でも取り上げられたサウナマニアの聖地だったのでした。

そこから、私のサウナ店回りが始まるのでした。

思えば、体調不良で調子の乱高下があり、更に遠出ができず県境を跨げば非国民と詰(なじ)られるご時世、趣味の旅行もろくにできずフラストレーションが溜まっていました。

それでいて東京に友だちが多いわけでもなく、家に呼ぶわけにもいかない。

会食も敵となれば、一人でサウナに向かうのは時間の自由もききますし、必然と言えました。


更に、居住地が山手線駅に近いこともあり、実はサウナ天国に住んでいることが分かりました。

東京の名の知られたサウナは城東、京浜東北線の東側に多いのです。

ならばこの好機を逃すまい!という形で、一時期は毎週日曜日の笑点をやっている時間帯にサウナ室にいるようにしていました。

というか、2020年後半は、文字通りそれだけが人生の楽しみで生きる支えでした。結構危なかったですね。

マナー

おすすめを紹介する前に、明文化されているところとされていないところがありますが、最低限のマナーについて。

私はマナー警察ではありませんが、これをやると白眼視されてうるさい人に絡まれるので、やめた方がいいですよという内容を。ググれば出てくる内容ですけど。

水風呂に入る前は汗を流す

風呂に入る前にかけ湯ってやるじゃないですか?でもあれってせいぜい股間周りをやる程度かと思います。

ところが、サウナ後は全身が汗まみれです。その汗をまとったまま、水風呂に入ると…大ギルティです。

おすすめは、浴槽のお湯とかで汗を流してから、水風呂の水を心臓から遠いところ(足先とか)からかけて、水風呂に入る方法です。

サウナ→水で汗流す→水風呂キモチイイ!に比べるとキマり方がイマイチ弱いですが、その分心臓・血管にはやさしいです。健康のためにサウナに入る人は、こうやってワンクッション置きましょうね。

水風呂にタオルをつけない

当たり前ですよね。やめましょう。

水風呂に潜らない

これは結構ローカルルール感があるのですが、やめた方がいいです。

浴場によってはしっかりと禁止の掲示がされています。

確かに水風呂に潜るのは気持ちいいんすけど、水風呂は主浴槽と比べると、水の循環がそこまでちゃんとされていないことが多いです。

それもあってか、髪の毛が浮いたり、というのが目に見えやすいです。そのためか、禁止されていたり、ローカルルールとしても基本的に白い目で見られます。

サウナ室内でタオルを絞らない

汗を拭くのはいいんですけど、それを絞らないでくださいねという話です。

ミストサウナとかならOKですが、下が木になっているドライサウナでそれをやるのは基本的にギルティです。


これさえ守っておけば、あとは周りの常連っぽい人を見ていれば基本的にOKです。

人や施設によっては特にこういうご時世もあってか、会話NGというところが今はほとんどです。

ですが、私はそこまで気にならないですし、良識の範囲内ならその世間話を又聞きしてブログのネタにもできるのでおいしいくらいです。

おすすめ

さて、今まで行ったおすすめサウナを書いていきましょう。

といっても、東京のそれはサウナマニアだったら何度も行っている有名どころばかりですし、参考にはならないと思います。

素人目線ということで、これからサウナに行ってみようか、という人には参考になるかもしれません。

草加健康センター(SKC)

最初からSSRを引いてしまったのですが、おすすめです。

東武伊勢崎線もといスカイツリーライン(笑)の草加駅で降り(急行以下全て止まります)、西口の少し北側に歩いたデイリーヤマザキの前から出る送迎バスで向かいます。

先述の通り、屋外サウナから急転直下のバブル水風呂で視界が明滅するほどキマりましょう。

その他にも、屋内の浴槽も秀逸で、炭酸泉とその横のある濃ゆい薬湯(チンピリと称される)と屋外の草津温泉の濁り湯をローテーションしていればあっという間に時間が過ぎていきます。

それだけでなく、ここは漫画のストックが豊富で、実は鬼滅の刃はほとんどここで読んでいます。


注意点が一点。ここは2020〜2021年、例の騒ぎの影響で特別料金になっているのですが、料金の罠があります。

私はてっきり「入浴後、館内で漫画を読むには土日祝1600円のリクライナー指定券を買わないといけない」と思っていたのですが、現在は2階の食堂などが漫画を読むために開放されています。

あくまでも、漫画を読むのは館内着を借りれば良いのです。

そのため、タオルを持ってくれば、土日祝タオルなし900円+館内着300円=1200円と400円お安くなります。タオルありでも1300円です。

これに気づかずに何度もリクライナー指定券を購入していたので、非常にもったいないことをしました。

館内の食事どころはちょっと割高感があるので、おすすめは草加駅まで戻って駅前の「珍来」という素晴らしい中華料理屋で飯を食う、です。

サンフラワー

巣鴨駅徒歩30秒という超絶神立地の男性専用サウナ。

ここの何が素晴らしいって、清潔なのに料金が銭湯に匹敵するくらい安い!という良心的コストパフォーマンスです。

例えば、東京都の銭湯は470円、大体それにサウナをつけると+300〜400円という感じです。大体800円くらいでしょうか。

ところが、このサンフラワー、90分コース1100円のところ、無料会員になるとなんと880円になるのです。

銭湯のサウナ料金にプラス100円で、清潔で広々サウナが味わえるのです。ということで、完全に私のホームになってしまいました。みんなもぼくと日曜にサンフラワーで握手!


サンフラワーの構成はシンプルそのもの。10人がけのドライサウナ、3人がけ(それ以上入れる)のミストサウナ、3〜4人程度入れる水風呂、主浴槽、洗い場です。

このシンプルで無駄のない洗練された構成は、さまざまなところに行くとサンフラワーの偉大さをあらためて実感します。シンプルイズベストという根本原理を体現する穴場です。

休憩所も浴場の下の階にあり、そこそこ整っています。ここでも漫画が少しばかりあります。

ニューウイング

サウナーが集う城東屈指の欲望の街、錦糸町。

そこに燦然と輝くサウナがニューウイングです。

ここの見所はなんといっても水風呂がね、笑っちゃうんですよね、広過ぎて。

水風呂は二つありますが、広い方はもはやプールといってもいいくらいで、成人男性が泳げるくらいです(本当に泳がないでね(人がいないならいいけど))。

ここに限っては、ギルティとされる水風呂への潜水もOKです。

サウナも二つありますが、広い方のボナサウナは、温度と湿度がうまい具合に調整されていて、苦しくないんだけどしっかり決まる、ただむやみやたらと暑いだけではない、という不思議な感覚を味わうことができます。

展望温泉 ほのぼの湯

どこやねん!って話ですが、石川県は内灘町というところにあります。金沢駅から車で大体30分かからないくらいでしょうか。

ここは水風呂はひたすらぬるく、サウナも狭いんですが、眺めが大変素晴らしいのです。

地形的に面白いところで、海沿いで河北潟に挟まれた内灘砂丘(鳥取砂丘に次ぐ日本で三番目の砂丘らしい)の高台にあるため、大変眺めが良好です。

観光地ではありますがガツガツしたところのない、ゆっくりとした時間の流れでサウナに入ると、東京のサウナとはまた違った風景が見えてくるかと思います。

サウナそのもの

まとめに代えて、「サウナそのもの」こと、熱波師・井上勝正師のことを書きます。

熱波師とは、簡単に書くとサウナ室に入って、焼けた石などに水をかけて発生した蒸気を、タオルなどで扇いで熱気の波=熱波を送ってくれる、ありがた〜い人のことです。

これで発汗が促進され、サウナの効果がアップするのです。


井上師のことは、サウナの無料フリーペーパー「月刊サウナ」やサウナイキタイで存在を知っていました。

https://d-sauna.com/facility/

また、彼の壮絶な人生の記事も、ネットで読んでいました。

https://bunshun.jp/articles/-/38488

そんな彼、毎月水曜日に私のホームことサンフラワー巣鴨にて熱波をやる、とのことです。これはいつかいきたい、と思っていたところ、偶然にも時間の都合がつき、平日にも関わらず行くことができました。


驚きました。サウナ室内はいつにも増して大盛況。これがカリスマか、と感嘆し私は隅の方で熱波を受けました。前説が長かったせいか、耐えられずに途中でリタイアされる方がちらほらいらっしゃったのは残念でしたが・・・

仕事はいえ、これを一日3ラウンドもやってくださるとは、なんとありがたいことだろう、と思い、いつも以上にキマって家路に着きました。

自己紹介

Japan
sakurabar(さくらば)。1993年生まれ。修士(教育学)→中小企業でパソコンをいじる日々。ねこがすき。 お問い合わせはsakurabar0701あっとまあくgmail.comまで。 Twitter(@sakurabarss)のDMでも同じアドレスに通知が行きます。

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