新聞について(その2)

2021-08-05

メディア 生活 説明

新聞について(その1)」の続きです。

新聞離れの決定打

新聞をとっていない理由は、「コスパが悪い」でした。

ですが、それだけでは新聞を読まない理由にはなりません。

図書館とか銭湯とか定食屋とかで読めばいいですからね。

しかし、2020年、そういった無料で読めるところにあっても、新聞を読まない、と強く決心させる出来事がありました。例の騒ぎです。


要は「新聞も所詮宣伝媒体の一つにすぎず、その事柄についてよく分かっていないオールラウンダーが書かざるを得ないため、どうしても扇動的になりがち」だったり、「っていうかこれマッチポンプってやつじゃないんですか?」「言うだけ言って、それを検証しない」というところで、嫌になってしまったのです。

そもそも広告やんこれ

よくよく見渡してみれば、読売新聞なんて40ページありますが、割と多くが広告だったりします。

手元にあるある2021年7月の読売新聞(処分するものをもらってきました)は、

36ページあるうち、

  • 下半分3分の1が広告→16ページ
  • 下半分2分の1が広告→1ページ
  • 全面広告→7ページ
  • 下7分の1が広告→1ページ

でした。

つまり、テレビ面を除くと35ページ中、約13ページが広告なわけです。これ以外にも小枠のものもあります。

新聞離れ

若者の新聞離れが叫ばれていますが、このブログ記事によると、その流れはこの10年近くで非常に顕著になっています。

特に2020年は顕著で、サラリーマンが会社に出社しなくなったこともあるのでしょうが、毎日新聞や日経は1年間で10%も部数が減っています。


こちらの日本新聞協会の集計を見てもそれが分かります。

世帯数は1000万近く増えているのに、発行部数は2000年の5370万部から2020年は3509万部です。20年間で35%消し飛んでいます。

特に夕刊とスポーツ紙の減少幅が顕著です。

世帯数の増加は若者の単身世帯の増加というより、むしろ高齢者の単身世帯の増加や、世帯あたりの人数の減少が要因です。


部数減少の原因ですが、新聞がいくら立派なお題目を掲げようと、まあ、スマホのネットニュースで見れるし、といったところでしょう。


その3」に続きます。

自己紹介

Japan
sakurabar(さくらば)。1993年生まれ。修士(教育学)→中小企業でパソコンをいじる日々。ねこがすき。 お問い合わせはsakurabar0701あっとまあくgmail.comまで。 Twitter(@sakurabarss)のDMでも同じアドレスに通知が行きます。

アーカイブ

このブログを検索

ブログ アーカイブ

カテゴリ

QooQ