免許について

2021-08-18

説明

最終更新:2023年7月6日

免許について書きましょう。運転免許を取った時の話と、その後です。

免許という語で一般に想定されるのは運転免許ですが、業務独占資格であるところの弁護士・税理士・司法書士・社会保険労務士、果ては狩猟免許やふぐ調理師も「免許」です。

私は業務独占資格であるところの免許は、運転免許以外にも教育職員免許状を持っています。以前の記事でも書きましたね。(中学校教諭専修免許状(国語)・高等学校教諭専修免許状(国語))

教職免許状は取得から10年で更新、未更新は失効(講習を受けると復活)だったのですが、なんか更新制度が無くなる方向みたいですね。

確定では無いので、まだ何ともいえませんけど。

更新を受けに行く現場の教員と、更新講習の講師をやらされる大学教員の両方のサイドから話を聞いたことがありますが、「これ、何のためにやってるんでしょうかね?」という意見が大勢を占めていました。

運転免許

さて、前置きはこの程度で、免許と言ったら運転免許です。

私が運転免許(以下、免許)を取ったのは大学1年の夏休みです。実家から通いで取りました。

その頃は、大学を卒業したら地元に就職するつもりだったので、最初から地元の道に慣れておけば手間が省ける、という安易な考えがありました。

地元で取れば親が費用を出してくれる、というのもありましたけど。

そもそも、地元県は地方でも有数の公共交通機関不毛の地。

特にバスは悲惨で、日常的に路線バスに乗る機会のある県民は全体の1%に満たないのでは?というレベルです。

本当にネタでも何でもなく、免許のない成人は白い目で見られるというか、人間扱いされません。

さて、最近はAT限定免許なるものがあるようですが、当然のように普通にMT教習でした。

クラッチをつなぐ、というのが全然できず、教習所のボロいコンフォートでは全然できません。

指導員に怒られ怒鳴られ(田舎の〇〇弁丸出しの)、もうやめたいなあと何度も思い、効果測定だか仮免かで一度落ちて(左折の巻き込みが確認不足とか言われて)、何とか路上教習。

そこもいつも通りのコンフォートで走りますが、橋の手前の上り坂で坂道発進に失敗してエンストしたり、右折待ちで矢印が出たタイミングでエンストしたり、散々でした。漏れなく左から罵声が飛んできます。

通いなのに夏休み中に取らないといけないということもあってか、毎日通いです。免許合宿と変わらないですね。

免許合宿というお客様

で、私が通っていた教習所も東京の学生様を受け入れて免許合宿を行っていました。

私たちが山形とか秋田とか新潟の教習所に免許合宿に行くように。

彼らは駅前のホテルから毎日送迎なわけですが、素人が見ても明らかに判定基準が「ゆるい」んですよね。

そりゃそうでしょう。彼らはここに来ることはおそらく二度とない「お客様」なわけです。

それに、決められた日数で出てもらわないと、回転率が上がらない。

ということで、ゆるゆるの基準で、しかも大体がAT限定。

方や、地元民は将来自分が道で鉢合う可能性がありますから、罵声を飛ばして何とかものになるようにしごきます。

路上教習で死にかける

さて、そんな路上教習も後半戦になってくると慣れてきて、罵声を浴びずに終わる日もちらほら出てくるようになりました。

そんなある日、路上教習中に死にかけました。

左にカーブしていく道の途中に交差点が二つある、という見通しの悪いところでした。

信号が青なので普通に道なりに進んでいたら、対向車線からデミオがこちらに突っ込んできました。

ほら、例えば高いところから落ちる時って、やけにスローに感じるやつ、あるじゃないですか。

身の危険に瀕すると全てがスローモーションに感じるやつ。あれを体験しました。

急ブレーキとともに自分でも考えられないくらい左にハンドルを切って、文字通り間一髪回避しました。

全てが終わった後に、助手席の指導員と顔を見合わせました。

彼も、めちゃくちゃビビった顔で、「よかったぁ〜〜〜」と声を絞り出しました。

曰く、十数年この仕事をしてきて、こんな危険は初めてだったと。よかったですね

この経験と、あとは免許を取ったあとに某所で危険に瀕した経験があり、運転が少しトラウマになっています。

ATズルくない?

さて、そんな感じで後半戦は順調に進み、残りは高速教習という形になりました。

高速教習は場所によってはシミュレータというところも多いようですが、私のところはちゃんと近所(?)に高速道路があるので、実地です。

で、その高速教習で使用したのが、ATのプリウス。「プリウスミサイル」などと負の代名詞ともなっている気の毒な車です。

驚きました。これ、ゴーカートじゃん。

アクセル踏んでも全然音しないし、ってかアクセル踏んだら進むし、ブレーキ踏まないとクリープでじわじわ進むし、え、楽すぎませんかこれ?今まで半クラで散々指導員にいじめられてた私はいったい何?坂道発進が夢に出てきた私はいったい何?という感想でした。

そんな苦労して取得したMTの免許ですが、その後大学の友人とカーシェアと称してMTの軽自動車を共有したことがあり、その時に役に経ちました。

ぼろぼろのMT車で茨城から栃木の山奥に行ったり、国道4号のお盆のUターンラッシュに巻き込まれてMTめんどくせえええええとなったのも今では良い思い出です。

肩身が狭い

さて、大学院進学後、かれこれ5年以上車を運転していません。

東京に住んでいると車を運転する機会どころか、そもそも車に乗る機会がほとんどありません。

私自体が車に酔いやすい、というのもあるので、バスと電車なら電車を躊躇なく選ぶほどです。

そんな運転免許ですが、実家に帰ると肩身が狭いです。

そもそも、家族は私以外、出勤時に車に乗ります。

それどころか、私以外が普通二輪以上を所持しています(母ですら)。

父は限定解除時代の大型二輪をかなり短期で取得したことをいまだに誇りにしています。

そして、私は車の免許こそ持っていますが、ペーパーゴールド。

先述の通り、免許取得時に効果測定か仮免で落ちた時に、父からはボロクソに言われました。

そういうこともあって、運転免許は持っているが、コンプレックスが強く、また、視力がいつもギリギリなので、苦労して取ったは良いがいつ手放すことになるか、といったところです。

自己紹介

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sakurabar(さくらば)。1993年生まれ。修士(教育学)→中小企業でパソコンをいじる日々。ねこがすき。 お問い合わせはsakurabar0701あっとまあくgmail.comまで。 Twitter(@sakurabarss)のDMでも同じアドレスに通知が行きます。

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