もういつからかわかりませんが、ずっとGoogleの検索を、それこそ「ggrks」のネットスラングが出てきたあたりから使ってきました。
ですが、特にここ2〜3年、検索が全く使い物にならなくなったという感覚があります。
個人情報ベースの広告
理由は簡単、Googleの正体は広告会社なので上部に自社広告を入れるようになったこともありますし、アルゴリズムをいじってトラッキングしてすっぱ抜いた個人情報をベースに検索結果をいじってきたからです。ですから、
- 東京都在住のキモータ院卒プログラマーの20代男性
- 福岡県在住のマイルドヤンキーキティちゃん大好き子沢山40代女性
- 北海道在住牧場経営60代男性
とでは、同じ検索ワードを検索しても、かなり違う結果が出てくる、ということになります。
というのも、すっぱ抜かれるのは検索結果だけではなく、位置情報もです(iPhoneで位置情報オフにしてても抜かれている!)。
東京都在住と北海道在住とでは当然毎日飛ばす位置情報が違うので、検索結果も変わってくるってワケです。
検閲とフィルターバブル
理由のもう一つは、検閲とフィルターバブルです。こちらの方が要因としては大きいです。
検閲というと、本邦の大日本帝国時代に陸軍や内務省が行ったものがまず思い出されますが、いわゆるビッグテックもそんなようなことをやっている、ということはもはや周知の事実となってしまいました。
ちなみに本記事とはあまり関係ありませんが、大日本帝国時代の検閲についての面白い新書です。
いつの時代も売れ筋のエロを巡って出版社と検閲官の駆け引きが大変面白いです。
あ、このブログGoogle様運営なのにこんなこと書いていいのかな。まあいいか要は、今や情報にアクセスするメインの手段とも言える検索エンジンにおいて、一私企業がまるで自分たちに都合の良いように検索結果に手心を加える、ということをやっているというわけです。
といった以上の2点に辟易してしまい、Googleの検索エンジンをDuckDuckGoに変えてみました。
DuckDuckGoについては公式サイトの説明にこんなことが書いてあります。
私たちはあなたの個人情報を保存しません。絶対に。
だそうです。トラッキングもしないよ!とのことです。
UIについても、テーマを変えることでGoogle風にすることができます。
検索すると、まあ、なるほどこれがGoogle様のフィルターバブルの外側なのかな、と感心します。
DDGの弱点
DuckDuckGoを使い始めてからまだ数週間ですから、使いこなせていません。
弱点は今のところ2点。
1.住所検索が貧弱
住所検索して大体どこかな、というのを知りたいときに、Google検索だったら一番上にGoogle Mapが出てきてフムフムでおしまいだったのですが、DDGだと、Google Mapは検索候補にすら出てきません。
マピオン、Goo地図、ナビタイム、マップファン、あとは不動産屋のページが出てきておしまい、という感じです。
いかに自分の生活がGoogle Mapに支配されていたかがわかります。
ここ1〜2年でGoogle Mapのマネタイズを進めるために、露骨に広告を入れてきましたから、そういう関係からDDGではGoogle Mapは弾いているんですかね。
思えば小学生の頃、地図といったらYahoo!地図だったなあ。それを家のコピー機で白黒印刷して、お出かけの時は持っていくんだ。
2. ピンクな画像の検索が壊滅的
最初検索したときに、「ん?セーフサーチかかってる?」と見たら「セーフサーチ:標準」になっていたので、セーフサーチを外して検索しなおしましたが、ほとんど変わらず。
以前は大正義DDGだったらしいですが、あるタイミングで引き締めにかかったようです。
ということで、ピンクな画像を検索するときには使い物にならず、GoogleやBingを使いましょねという感じです。
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